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支援会話集/アイク&セネリオ

アイク&セネリオ C

【セネリオ】(左)
それで、今回の支出は…
物資も不足しがちで……

………アイク?
ちゃんと聞いていますか?
【アイク】(右)
ん?
ああ、聞いてなかった。
すまん。
【セネリオ】
………
【アイク】
悪いが、もう1度
最初から報告してくれ。
【セネリオ】
少し、休まれてはどうですか?
ひどくお疲れのようですよ。
【アイク】
…わかるのか?
【セネリオ】
はい。
調子の悪い時のアイクは
眉間の皺が深くなりますから。
【アイク】
…妙な判断だな。
【セネリオ】
とにかく、休んで下さい。
その間のことは
僕がうまくやっておきますから。
【アイク】
じゃあ、そうさせてもらうか。
【セネリオ】
はい。
【アイク】
……他の奴にも
それぐらい愛想がよければ
いいんだが……
【セネリオ】
え、なんですか?
【アイク】
なんでもない。
じゃあ、頼むな。
【セネリオ】
…はい。

アイク&セネリオ B

【セネリオ】(右)
………
アイク現れる
【アイク】(左)
セネリオ、ちょっといいか?
【セネリオ】
は、はい。
どうかしましたか、アイク?
【アイク】
…いいかげん、話してみないか?
どうしてそんなに
ふさぎこんでいるのか。
【セネリオ】
あ… ………
【アイク】
………
【セネリオ】
……あの……
……………………

…アイクは、自分が何者であるか…
悩んだことはありませんよね?
【アイク】
自分が何者か…?
…そうだな、特にない。

親父と母さんの子で、それに
不満を持ったこともないし。
【セネリオ】
……ご両親の存在は、大きいでしょうね。

周囲に自分の幼い頃を知る者が
存在するかどうか…

それは幼子が自我を形成していく過程では、
必要なものなんだろうと思います。

何も知らない生き物が、確固たる
1人になるには…それを肯定して
後押ししてくれる大人がいないと……

幼子は進む道がわからなくなり…
自分がいったい何であるかすら
わからなくなってしまう。
【アイク】
セネリオには、親の記憶がないのか?
【セネリオ】
ええ。僕を育てた女は、
少なくとも僕を生んだわけではない。

あの女の口癖は…

『どうして私が?』
『世の中は不公平だ』
『近寄らないで』…でした。

一片の愛情もなく、
なんらかの義務によって
僕の面倒をみているだけのようでした。
【アイク】
……
【セネリオ】
それから…4つぐらいの時、
付近に住んでいた賢者が……
僕を引き取りたいと申し出ました。

その子供には…類稀なる
魔道の才があるからと言って…
女は大喜びで賢者に僕を譲りました。

よく覚えています。

僕があの女の笑った顔を見たのは
あの時だけでした。
心の底から嬉しそうでしたよ。

やっかい払いだけでなく
僅かばかりでしたが礼金まで
手にすることができたのですから。
【アイク】
……
【セネリオ】
賢者は死期が近く、
自分の知識を受け継ぐ者を求めていました。

時間がないと言って、
寝食の時間をも惜しんで魔道の修行に
明け暮れさせられました。

でも…僕にとっては、
女との生活よりはるかにましでした。

自分が何者であるかを
振り返る余裕もなかったので。

2年後、賢者が死んだ時には……
僕は一通りの魔道を身につけていました。

賢者の館に食べる物がなくなったので、
外に出て町に行きました。

そして……
僕は…初めて気付きました。
自分が一言も口がきけないことに。
【アイク】
…セネリオ……
【セネリオ】
読み書きはできました。
相手の言葉も理解できます。
だけど…自分では何も話せない。

仕方なかったんです。

女も賢者も、僕に一方的に
言葉を投げつけはしたものの
返事を必要としなかったので……
【アイク】
…セネリオ!!
【セネリオ】


…あ…
す、すみません……
こんなくだらない話を…
【アイク】
くだらなくない。
それが理由でおまえは…
ふさいでいたのか?

もしかして、幼い頃、
おまえが暮らしていたのは
ベグニオンだったのか?
【セネリオ】
…違います。
……僕が言いたかったのは…
………………

いえ、もういいんです。
すみません、失礼します。
セネリオ消える
【アイク】
待て、セネリオ…!

…………

アイク&セネリオ A

【アイク】(右)
……
【セネリオ】(左・左向き)
……
【アイク】
…この間の話を聞いてから、
俺なりにない知恵を絞って考えた。

けど、わからん。

おまえが自分の存在について
何か不安をもっているんだろうって
それ以外は何もな。

だから、やっぱり話を聞くしかない。
セネリオ右を向く
【セネリオ】(左)
……どうして、
放っておいてくれないんですか?

僕には…あなたしか
頼る相手がいないのに……

あなたに嫌われたら……
もはや生きてはいけないのに……
【アイク】
だからだ。
おまえは俺以外の誰にも
心を開こうとしない。

だったら、俺がなんとかしてやらんと
おまえはいつまでも
苦しみを抱えたままだろうが。
【セネリオ】
………アイク…
僕は… 僕は……
【アイク】
俺を信じろ。
おまえがたとえ何者でも、
俺がおまえを認めてやる。
【セネリオ】
………ぅ……
………………………
…………はい……

………………
…僕は…おそらく……
【印付き】なんです。
【アイク】
【印付き】…
なんだ、それは?
【セネリオ】
ベオクとラグズの…混血です……
女神の定めし理を犯したために…

どちらの種族からも…
忌み嫌われる不浄の存在……
【アイク】
……よくわからんが、
とにかく、おまえは
ラグズの血をひいてるってことだな?
【セネリオ】
…はい。
僕の額にある模様は、その証…
ベグニオンの大神殿マナイルで……
古い書物を調べていて…知りました。

それまでは…
魔道士が、より強い魔力を得るために
行なう【精霊の護符】なのだとばかり……

賢者は、それに目をつけたと
話していましたので………
【アイク】
それで?
【セネリオ】
え… それで、とは?
【アイク】
おまえが、ラグズの血が混じった
印なんとか…なのはわかった。
それで、それがどうしたんだ?
【セネリオ】
それがどうしたって…
不快じゃないんですか!?

自分の傍らに…こんな
何にも属さない存在がいて…!
【アイク】
………いや。
特になにも変わらん。
セネリオはセネリオだろう。

俺の団の有能な参謀だ。
おまえがいないと、
団はたちまち立ち行かなくなる。
【セネリオ】
…………アイク…
僕は… だからあなたが……
【アイク】
ん?
【セネリオ】
ガリアです…
僕が賢者と暮らしていたのは…
ガリアにある小さな村でした。

そこには、何人かのベオクが
集まって暮らしていて……
【アイク】
…ガリア?
おまえ、それって…
【セネリオ】
賢者が死に……口のきけない僕は
飢えて死にかけていた……

そんな僕に
あなただけが、手を差し伸べてくれた。

だから……
あなただけが、僕にとって
特別になったんです……