Contents
エフラム&デュッセル C
- 【エフラム】(右)
-
デュッセル。▼
- 【デュッセル】(左)
-
エフラムか。▼
- 【エフラム】
-
すまないな。
グラドの人間であるあなたに・・・▼
- 【デュッセル】
-
気にするな。▼
わしのような不忠者でよければ、
遠慮なくこき使ってくれ。▼
- 【エフラム】
-
あなたと共に
戦えるのはありがたい。▼
また以前のように、
俺に槍を教えてくれ。▼
- 【デュッセル】
-
ふむ・・・▼
エフラムも、あれから
ずいぶん腕を上げたな。▼
初めてわしを尋ねてこられたそなたは、
まだ槍の握り方も知らぬありさま。▼
お世辞にも筋がいいとは
言いがたかったが・・・▼
- 【エフラム】
-
・・・悪かったな。
どうせあの時の俺に槍の才はなかったさ。▼
- 【デュッセル】
-
だがその強い意志だけは、
目を見張るものがあった。▼
初めて槍を握ったその日に
そなたは、わしとの手合わせを望み、▼
本気でわしを倒すつもりで
踏み込んできたな。▼
あの時はさすがのわしも
度肝を抜かれたぞ。▼
技を教えてもらうのではない。
技を奪い取ろうとするかのごとく・・・▼
ふつう、弟子はもっと師匠には
遠慮するものではないかな。▼
- 【エフラム】
-
戦う以上は
全力を出さなければ失礼だろう。▼
・・・その後、あっさり
気絶させられたけどな。▼
- 【デュッセル】
-
ルネスの王子などに、我が槍技を
授けるつもりなどなかったが・・・▼
あの一戦の後に、
わしも気が変わった。▼
これほど王子らしからぬ王子であれば、
我が槍を教えるのも面白かろうとな。▼
- 【エフラム】
-
勝手なことを言ってくれるな・・・▼
そうだ。
この戦いの後、一手相手をしてくれ。▼
俺もあの時とはもう違うぞ。
今度こそ、一本取ってみせるからな。▼
- 【デュッセル】
-
ふむ、良かろう。▼
鍛錬を怠っていなかったか、
その身で確かめてくれよう。▼
エフラム&デュッセル B
- 【デュッセル】(右)
-
・・・・・・▼
- 【エフラム】(左)
-
デュッセル。▼
- 【デュッセル】
-
おお・・・エフラムか。▼
- 【エフラム】
-
グラドのことを・・・
考えていたのか?▼
やはりあなたを前線に出すのは、
酷な仕打ちだったか。▼
- 【デュッセル】
-
・・・いや 気遣いは無用。
わしは国を捨てた身だ。▼
誰と戦うことになろうとも、
わしは揺るがぬと決めた。▼
- 【エフラム】
-
そうか・・・▼
実は、再戦を申し込みに来た。▼
こないだの手合わせは完敗だったからな。
今度こそ一本とってやるぞ。▼
- 【デュッセル】
-
ふむ。あれだけ負けて、
まだこりぬと見える。▼
わしとてグラド三騎将、
【黒曜石】と呼ばれた身。▼
まだまだ若い者に、
遅れをとるわけにはいかぬぞ。▼
エフラム&デュッセル A
- 【エフラム】(左)
-
ふう・・・▼
- 【デュッセル】(右)
-
見事だ。エフラム。▼
もはや、わしから教えられることは、
何もなかろうな。▼
- 【エフラム】
-
何を言う。
まだまだ教わることはあるさ。▼
俺はこの槍で、
大陸一を目指すつもりだからな。▼
そのために、
剣を捨てて槍を選んだんだ。▼
剣、斧、槍、弓、
そして魔道・・・▼
頂点に立つ者は槍だ。
そして俺はその槍の頂点になりたい。▼
- 【デュッセル】
-
ふむ・・・また大きく出たものよ。
だがそなたならば・・・
その言葉、成せるかもしれんな。
- 【エフラム】
-
デュッセル・・・感謝する。▼
今まで俺が生きてこられたのは、
あなたが教えてくれた槍のおかげだ。▼
ルネスの人間である俺に、
あなたが親身に教えてくれたから・・・▼
- 【デュッセル】
-
わしは武人だ。
武を磨き、伝えることしかできぬ。▼
わしが教えた槍で、将来、
そなたに討たれることになるならば、▼
それもまた戦・・・
そう思っていた。▼
だがよもや、このようなことに
なろうとはな・・・▼
- 【エフラム】
-
デュッセル・・・▼
- 【デュッセル】
-
裏切り者とそしられる覚悟はできている。▼
だがグラド帝国に・・・▼
陛下に背いたことのみが、
我が唯一の悔い・・・▼
- 【エフラム】
-
背いたわけじゃない。▼
あなたは、あなたが知る陛下の心に
どこまでも忠実であっただけだ。▼
そうだろう?▼
あなたは俺の師だ。
今も昔も、変わらずに。▼
誰がなんと言おうが、あなたは間違っていない。
それは俺がよく知っている。▼
- 【デュッセル】
-
エフラム・・・▼
ふ・・・そうだな。
弟子に励まされるような師ではいかん。▼
エフラム。
そなたは強くなられよ。▼
何があろうと、己の信じる道を
どこまでも貫けるような・・・▼
強い王になられよ。▼
- 【エフラム】
-
ああ、そのつもりだ。▼
この槍を手にした時から、
そう決めていた。▼
たとえこの先に何があろうと・・・▼
俺は決して折れない。
ただ一つの意志を貫くだけだ。▼