Contents
エリウッド&リン C
- 【リン】(右)
-
エリウッド!▼
- 【エリウッド】(左)
-
リンディス?
どうかしたのかい?▼
- 【リン】
-
さっきから見てたけど
あなたのその剣技、相当なものね。▼
私、知らなかったわ、
エリウッドがそんなに強いなんて。▼
- 【エリウッド】
-
それなりに訓練は積んできたよ。▼
ただし、実戦で役立つかは
少し不安なとこがあったけどね。▼
- 【リン】
-
その剣、
どこで学んだの?▼
- 【エリウッド】
-
基礎は、父上に教わった。▼
後は、マーカスから
訓練を受け、▼
ヘクトルとも、ふた月に一度
手合わせをしている。▼
- 【リン】
-
じゃあ今度、私と
手合わせしてみない?▼
- 【エリウッド】
-
きみと?
もちろん、構わないが。▼
- 【リン】
-
言っておくけど、
手加減しようなんて思わないで。▼
私、本気で行くから、
気を抜いたら、ひどい目に合うわよ。▼
- 【エリウッド】
-
もちろん、わかっている。
全力でお相手しよう。▼
エリウッド&リン B
- 【リン】(右)
-
・・・エリウッドは、他の
リキア諸侯のことにも詳しいわよね?▼
エリウッドやヘクトル以外にも
私と年の近い公子はいる?▼
- 【エリウッド】(左)
-
ああ、もちろん。
たくさんいるよ。▼
- 【リン】
-
じゃあ、その中には
公女もいるわね。▼
私、剣を使う人となら
仲良くなれると思うんだけど・・・▼
どう? そんな人はいる?▼
- 【エリウッド】
-
うーん・・・
そうだな・・・▼
- 【リン】
-
あ、剣じゃなくても
弓でも槍でも斧でも・・・▼
- 【エリウッド】
-
僕が知る限り、
武術に長けた公女はいないな。▼
それどころか、彼女たちが
城の外に出ることは、ほとんどない。▼
顔をあわせるのは、
晩餐会(ばんさんかい)の席くらいだ。▼
- 【リン】
-
晩餐会か・・・
やっぱりね。▼
私は草原育ちだから、
礼儀作法もわからない・・・▼
まいったなぁ・・・▼
宰相のレーゼマンさんから、
病気のおじいさまの代行で▼
いろんな席に顔を
ださないといけないから▼
キアラン公女としての"たしなみ"を
身に付けるよう言われてるの。▼
友だちができれば、教えて
もらえるかと思ったんだけど・・・▼
- 【エリウッド】
-
苦労するね。▼
- 【リン】
-
ね、エリウッドが教えてくれない?
リキア公女らしい立ち居振る舞い!▼
- 【エリウッド】
-
む、無茶言わないでくれ。▼
- 【リン】
-
・・・やっぱりだめ?▼
ふぅ・・・ おじい様にも
私みたいな孫で、ごめんなさいだわ。▼
亡くなった母さんは、おしとやかで
とてもキレイな人だったのに・・・▼
- 【エリウッド】
-
リンディスも、とても
きれいじゃないか。▼
- 【リン】
-
えっ・・・▼
エ、エリウッド!?
何を・・・▼
- 【エリウッド】
-
こないだの手合わせの時も、
ずっと思っていた。▼
あの流れる風のような動き・・・
まるで美しい舞いを見ているようだとね。▼
- 【リン】
-
あ、剣のこと・・・ね。
それなら、別に良いんだけど・・・▼
エリウッド&リン A
- 【リン】(右)
-
ねえ、エリウッド。▼
- 【エリウッド】(左)
-
やあ、リンディス。▼
この間の手合わせより、
かなり腕を上げたみたいだね。▼
僕も負けずに、
がんばらないとな。▼
- 【リン】
-
その・・・
手合わせもいいんだけど、▼
もし良かったら、
他のことも教えてくれない?▼
- 【エリウッド】
-
他のこと?▼
- 【リン】
-
えっと、ほら!▼
公女のでなくていいから、
貴族としての礼儀作法とか・・・▼
- 【エリウッド】
-
構わないけど・・・▼
でも、あまり無理をする
必要はないと思うよ。▼
焦らなくてもいいだろう。▼
- 【リン】
-
でも・・・ 私、やっぱり
公女らしくないから。▼
おじい様は、混血の
私を迎え入れてくれたけど・・・▼
他のリキア貴族の人たちは、
認めてくれないと思う。▼
私に流れるサカの血が・・・
おじい様に恥をかかせるんだわ・・・▼
- 【エリウッド】
-
随分、弱気になったんだな。
リンディスらしくもない。▼
- 【リン】
-
・・・え?▼
- 【エリウッド】
-
カートレーで初めて
きみを見た時、▼
なんて強い瞳の
持ち主だろうと思った・・・▼
その時のリンディスは、▼
リキア貴族の血を引くことに
戸惑っていたが、▼
自分の中にある
サカの血には、▼
絶対の自信と
誇りを持っていただろう?▼
その気持ちを思い出すんだ。
きみは、他と同じでなくていい。▼
- 【リン】
-
・・・・・・
そう・・・そうね。▼
私、少し・・・
自分を見失っていたみたい。▼
ありがとう、エリウッド。
なんだか・・・すっきりした。▼
- 【エリウッド】
-
いいよ、そんなこと。▼
- 【リン】
-
草原にいたころはね・・・
私、貴族なんて大嫌いだった。▼
でも、今は違う。▼
一年前、あなたに
出会ったおかげよ。▼
あなたが私を
信じてくれたから。▼
私を助けてくれたから。▼
- 【エリウッド】
-
僕だって、きみに
助けられてここまで来た。▼
きみは僕の大切な仲間だ、
助け合うのは当然だよ。▼
じゃあ、行こうか。▼
- 【リン】
-
ええ!▼