Contents
ワールドマップ
-
からくも ベルンの残存軍をたおした
ロイたちは▼
かつての『八神将』たちが
歩んだのと同じ道をたどり▼
ついに『竜殿』へと乗りこむ▼
『暗闇の巫女』を追って 再び世界を
『人竜戦役』の不幸から守るために・・・▼
だが ここでロイたちは 語りつがれてきた
伝説の本当の姿を知ることになる▼
それは これまで ロイたちが信じてきた事を
根底から くつがえすものだった・・・▼
オープニング
- フォーカス・ロイ
- 【ロイ】(右)
-
ここが『竜殿』・・・
異様な雰囲気だ▼
かつての『八神将』も
こんな威圧感の中で戦ったんだろうか・・・▼
- ヤアンが現れる
- 【ヤアン】(左)
-
再び われらの前に
立ちはだかるのか 人間どもよ▼
- ロイが前へ進む
- 【ロイ】
-
!! おまえは誰だ!
いつ そこに・・・▼
- 【ヤアン】
-
わが名はヤアン
この『竜殿』に残りし最後の『竜』▼
- ロイが後ろへ下がる
- 【ロイ】
-
最後の『竜』?▼
今までに戦ってきた『竜』とは
どこか感じが違う・・・▼
ひょっとして おまえが
『魔竜』なのか?▼
- 【ヤアン】
-
おまえたちが今まで戦ったことのある『竜』は
戦うことしか知らぬ『戦闘竜』▼
また 『魔竜』も
わたしとは異なるものだ▼
わたしは かつて お前たち人間と
世界をかけて戦った 純血種の『竜』なのだ▼
- 【ロイ】
-
異なるとはどういう意味なんだ?
『魔竜』は竜族の長のはずでは・・・▼
- 【ヤアン】
-
人間よ 『魔竜』とは 再び
われら『竜』に栄光をもたらす『もの』だ▼
竜族の長などではない▼
- 【ロイ】
-
!
では 『魔竜』とは一体?▼
- 【ヤアン】
-
どうやら おまえたちは
『魔竜』のことを よくは知らぬようだな▼
- 【ロイ】
-
教えてくれ
『魔竜』とは本当はどのような存在なのか▼
ぼくたちは いや ぼくは
戦う相手の真実を知っておきたい!▼
- 【ヤアン】
-
教えてやらねばならぬ理由も
教えてやってはならぬ理由もないな▼
さて どうしたものか・・・▼
- 【ロイ】
-
・・・・・・▼
- 【ヤアン】
-
・・・そうだな▼
ならば おまえが
真実を知るにたる者か試させてもらおう▼
私は この『竜殿』の奥にいる
われらの攻撃をしのぎ たどり着いてみせよ▼
- 【ロイ】
-
奥に?
おまえは 今 そこに・・・▼
- 【ヤアン】
-
今 お前が見ている姿は
私の本当の姿ではない ただの幻だ▼
すべてを知りたければ
私の元まで 来い▼
おまえに 私と戦えるほどの力があるなら
真実を教えてやろう・・・▼
1番目の玉座制圧後
- 【ロイ】(右)
-
おまえは・・・!
本物なのか それとも・・・▼
- 【ヤアン】(左)
-
ここはまだ入り口にすぎぬ
私がいるところまでは ほど遠い▼
だが たやすく敗れ去ってしまうほど
弱くはなさそうだな▼
- 【ロイ】
-
もちろんだ▼
ぼくたちは これまでにも
いくつもの試練を乗りこえて▼
ここまで来たんだ▼
- 【ヤアン】
-
なるほど▼
ならば『魔竜』について
少し教えてやるとするか▼
『魔竜』は おまえが言ったような
竜の長ではない▼
われら『竜』に勝利をもたらすために
作られたものだ▼
- ロイが前へ進む
- 【ロイ】
-
作られただって!?▼
『魔竜』が 『竜』を
作りだしていたのではなかったのか▼
- 【ヤアン】
-
お前の言う その『竜』は
正しくは『戦闘竜』という▼
先にも言ったが
私のような本当の『竜』とは違う▼
『戦闘竜』は 『魔竜』が作りだすもの▼
そして『魔竜』は われら純血の『竜』が
おまえたち人間に勝利するために▼
われわれの種の中で最も力をもつ『竜』である
『神竜』を作りかえたものなのだ▼
- 【ロイ】
-
! 『神竜』をつくりかえた?▼
では『魔竜』の本来の姿は・・・▼
その『神竜』は
承知の上で『魔竜』になったのか?▼
- 【ヤアン】
-
承知もなにもない▼
われらの長の命令を聞くように
『心』をうばったのだからな▼
- ロイが後ろへ下がる
- 【ロイ】
-
なっ!
なんだって・・・!▼
- 【ヤアン】
-
われわれには どうしても
『神竜』の力が必要だった▼
事はわれら『竜』全体にかかわるのだ
手段は選ばぬ▼
- 【ロイ】
-
『神竜』の力が必要・・・▼
たった たったそれだけのために
なぜ 『心』をうばうなんて事を!▼
- 【ヤアン】
-
なぜ と問うか▼
答えてほしくば 先に進め▼
さらなる おまえたちの力を
見せてもらおうではないか▼
2番目の玉座制圧後
- 【ヤアン】(左)
-
なかなかやるな
だが どこまで来られるかな▼
- 【ロイ】(右)
-
約束だ
話の続きを聞かせてほしい▼
- 【ヤアン】
-
・・・いくたび 戦っても
お前たち人間は次々と増えていった▼
われらは しだいにその数におされはじめ
圧倒的な個体数の差をおぎなうために▼
『神竜』の持てる力を集めて『戦闘竜』を
つくり出そうという事になったのだ▼
- 【ロイ】
-
『戦闘竜』・・・
戦うための竜と言っていたものか?▼
- 【ヤアン】
-
そうだ だが『神竜族』は反対した
それは 自然のことわりに反すると▼
われら 他の『竜』がいかにして
『神竜』の力をえるかと 考えはじめたころ▼
突然 『神竜族』は われわれの前から
姿を消したのだ▼
- 【ロイ】
-
なぜだ?▼
- 【ヤアン】
-
おそらく
利用されまいと考えたのだろうな▼
その行方は
ついにわからなかったが▼
幸運なことに 捕えることの
できた『神竜』がいたのだ▼
- 【ロイ】
-
それが『魔竜』?▼
- 【ヤアン】
-
そうだ▼
その『神竜』・・・のちの『魔竜』イドゥンは
われら他の『竜』と 『神竜族』が▼
二つに別れてしまうことに
迷いとやらを感じていたらしい▼
迷いなどというものは おまえたち人間と違い
われらには無縁のもののはずなのだがな▼
- 【ロイ】
-
じゃあ その迷いが あだとなって・・・▼
- 【ヤアン】
-
『神竜族』と共に姿を消す寸前
われらに発見されたのだろう▼
まだすこし幼さの残る
『神竜』ではあったが▼
『戦闘竜』を作り出す力を
備えさせるには 何の問題もなかった▼
ただ一つ われらの命令に
従わぬことを除いては な▼
- 【ロイ】
-
だから
『心』をうばったというのか?▼
- 【ヤアン】
-
そうだ▼
『心』を うばい われら『竜』の長の
命令のみを聞くようにしたのだ▼
- 【ロイ】
-
なんということを・・・▼
- 【ヤアン】
-
今回はこのぐらいにしておこう▼
もっと多くの事が知りたければ
再び おまえの力をしめしてもらおうか・・・▼
3番目の玉座制圧後
- 【ヤアン】(左)
-
少し近付いてきたな
だが先は長いぞ▼
- 【ロイ】(右)
-
たどり着いてみせるさ!▼
- 【ヤアン】
-
意気込みは十分なようだな
さて次は なにが知りたい?▼
- 【ロイ】
-
・・・『魔竜』を作りだすことに成功した
おまえたちが なぜ『人』に敗れたんだ?▼
- 【ヤアン】
-
・・・ねらいどおり『魔竜』となったそれは
われらの長の命令に従い▼
強化してやった『神竜』の力を用いて
『戦闘竜』を作りだしていった 次々とな▼
そうして われらは勢力を
盛り返すことができた▼
- 【ロイ】
-
・・・・・・▼
- 【ヤアン】
-
ところが そのうち人間どもに
『魔竜』の存在を知られはじめ▼
もはや数だけでは
勝負できぬと考えた人間どもは▼
われら『竜』に対抗する手段として
魔力によって強力な武器を造り出した・・・▼
おまえたちが
『神将器』と呼ぶものだ▼
- 【ロイ】
-
そのあたりは
ぼくたち『人』の伝承と同じだ・・・▼
- 【ヤアン】
-
そして 人間どもの中から
よりすぐられた者たちがその武器を手に▼
われらの本拠地
この『竜殿』へと攻め込んできたのだ▼
だが 人間どもの強力な武器の持つ魔力
それと われら『竜』の用いる強力な力▼
この二つの力が ここ ベルンの地に集中したとき
思わぬ事態がおこったのだ▼
- 【ロイ】
-
一体 何が?▼
- 【ヤアン】
-
世界をかたちづくる
『秩序』が崩れはじめたのだ▼
その結果 夏に雪が降り
昼が夜になる・・・▼
- 【ロイ】
-
『終末の冬』のこと?▼
だけど それは おまえたち『竜』が
魔力を暴走させたからだと・・・▼
- 【ヤアン】
-
おまえたちの 「伝承」とやらは
そうなっているのか?▼
- 【ロイ】
-
そして 『神将器』に
たくわえた魔力も▼
『秩序』の回復に解放したのだと▼
- 【ヤアン】
-
フン 都合の悪いことは みな われら
『竜』の責任というわけか▼
おまえたち人間の考えそうなことだな▼
あの『秩序』の崩壊は 互いに
自然の理をゆがめるほどの『力』を生みだし▼
それをぶつけあったことが原因だ▼
- 【ロイ】
-
では 『神将器』が隠されていたのは
『秩序』の崩壊を再び起こさないため?▼
これを隠した場所に
ぼくたちを阻む仕掛けがあったのも・・・▼
- 【ヤアン】
-
ほう 隠しておったのか
それは賢明なことだ▼
もっとも 今は おまえたちの
手元にあるようだがな▼
- 【ロイ】
-
・・・・・・▼
- 【ヤアン】
-
安心しろ 今の『神将器』とやらには
昔ほどの力は感じない▼
おまえたちが用いたところで
『秩序』の崩壊には いたらぬ▼
- 【ロイ】
-
・・・・・・▼
- 【ヤアン】
-
われらにとっても
それは 幸運だった▼
何しろ先の『秩序』の崩壊は
われら『竜』に 大きな痛手を残したのだ▼
- 【ロイ】
-
痛手?▼
- 【ヤアン】
-
それこそが われわれ『竜』が
人に敗れた理由なのだが・・・▼
それについては おまえたちが
もう少し私に近付く事ができたら話してやろう▼
4番目の玉座制圧後
- 【ヤアン】(左)
-
ここまで来たか・・・
フム なかなか見事なものだな▼
- 【ロイ】(右)
-
・・・話の続きを
聞かせてもらいたい▼
- 【ヤアン】
-
よかろう▼
われらがうけた痛手 それは
われら『竜』にとっては致命的なものだった▼
『秩序』の崩壊 それによって
大地や空の力は弱まり▼
われらは本来の『竜』の姿を
保ち続けることが難しくなってしまったのだ▼
そこで 本来の『竜』の力を石に閉じこめ
われらは人間の姿をとるようになった▼
- 【ロイ】
-
その石が
『竜石』とよばれるものだね▼
- 【ヤアン】
-
そうだ▼
これにより われらは決定的に
人間どもと戦力差をつけられてしまった▼
『竜石』がなければ われわれは
人間と同じく いや それ以上に 無力だ▼
人間どもは 人間と化して力を失った
『竜』をねらって攻撃をはじめた▼
- 【ロイ】
-
なぜ よりによって
人間の姿に?▼
- 【ヤアン】
-
新たな『秩序』の中では この姿が
もっとも力を必要としなかったからだ▼
われわれは なすすべもなく
『八神将』の前に次々と敗れ去った▼
この私も 生死をさまよう
深い傷をおったのだ▼
- 【ロイ】
-
・・・あなたは 自分を傷つけた
人間を憎んでいるのか?▼
- 【ヤアン】
-
憎む?
そんなつまらぬ感情をもつのは人間だけだ▼
われわれは 種族の存亡をかけて戦い
その結果『人』が勝ち『竜』は敗れた▼
それだけの話だ▼
- 【ロイ】
-
・・・・・・▼
- 【ヤアン】
-
だが 次はおまえたち人間が
敗れる時かもしれぬ▼
おまえたち人間の一人▼
ベルン国王ゼフィールと名乗るものが
『魔竜』を目覚めさせたのだからな▼
- ロイが前へ進む
- 【ロイ】
-
!! ではやはり 『魔竜』の封印を
解いたのはゼフィール国王なのか!▼
- 【ヤアン】
-
そうだ▼
この先を聞けるかどうかは
おまえたち次第だ▼
さあ みせてみるがいい
その力を▼
5番目の玉座制圧後
- 【ロイ】(右)
-
ヤアン!
いるのだろう?▼
- ヤアンが現れる
- 【ヤアン】(左)
-
フム さすがは あのゼフィールとやらを
倒しただけのことはある▼
これならば わたしと戦うことに
なるかもしれんな▼
- 【ロイ】
-
・・・『魔竜』とゼフィール王とは
どういうかかわりがあったんだ▼
- 【ヤアン】
-
ベルンの建国王は『八神将』の長
ハルトムートだということは 知っているか?
- 【ロイ】
-
知っている▼
- 【ヤアン】
-
人竜戦役で
『魔竜』を倒さずに封印したのは▼
そのハルトムートだということは?▼
- 【ロイ】
-
知っている▼
だけど なぜハルトムートが
そうしたのかまでは・・・▼
- 【ヤアン】
-
なるほど・・・そこまでか▼
『八神将』は
ついにわれらの長も倒し▼
『竜殿』の奥深くにいた
『魔竜』のところにたどりついた▼
『魔竜』の元へとたどりついた
『八神将』たちが見たのは▼
呆けたようにすわりこんで空を見つめる
一人の人間の少女の姿だったという▼
- 【ロイ】
-
戦おうとしなかったというのか
・・・なぜ?▼
- 【ヤアン】
-
われらの長の命に従うように
『心』をうばったのだ▼
その命をくだす長がいない以上
何もしなくなるのは当然だろう▼
- 【ロイ】
-
それで
『魔竜』は どうなったんだ?▼
- 【ヤアン】
-
どうやら『八神将』たちは その『魔竜』に
とまどいを感じたらしい▼
どれほどの おそろしい『竜』が
いるかと思えば▼
話しかけても反応のない 心を失った
一人の少女しかいなかったことにな▼
- 【ロイ】
-
・・・・・・▼
- 【ヤアン】
-
しかし そうは言っても
『魔竜』は『魔竜』だ▼
やはり倒さねば という意見が
『八神将』の中でも出たらしい▼
そして その敵意に反応したイドゥンは
『魔竜』と化して おそいかかったらしい▼
ろくな意思もなく ただ敵意に反応するだけの
『戦闘竜』どものようにな▼
ハルトムートは やむをえず▼
『魔竜』と戦うために作りだした
『神将器』をもこえる▼
すさまじい威力をもつ剣で
『魔竜』を斬った▼
- 【ロイ】
-
『封印の剣』だ・・・▼
- 【ヤアン】
-
おまえたち「人」が
どう呼んでいるかは知らぬが▼
その剣で斬られた『魔竜』は
どういうわけか 眠りについてしまったのだ▼
- 【ロイ】
-
死ななかったということか?▼
- 【ヤアン】
-
そうだ どうやら その剣は▼
持ち主の心を その威力に反映する
不思議な力をもっていたらしい▼
- 【ロイ】
-
つまり ハルトムートには
倒す気がなかった・・・?▼
- 【ヤアン】
-
ハルトムートは 事前に『魔竜』の誕生に
ついて あるていどは 知っていたらしい▼
それに加えて 最初に見たイドゥンの姿に
『あわれ』とやらを感じたようだ▼
われわれ『竜』には
理解のできぬ感情だがな▼
- 【ロイ】
-
『あわれ』 か・・・▼
- 【ヤアン】
-
その結果 心の奥で倒したくない という
考えを 抱いていたということだろうな▼
私から見れば 自らの危険をまねく可能性の
あるものを生かす理由などないと思うのだがな▼
- 【ロイ】
-
その心が 剣の効力を変えた・・・
ということなのか▼
- 【ヤアン】
-
ハルトムートは 滅ぼしてしまったほうが
よいと言う者を 説得し▼
『魔竜』を封印することに決めたそうだ▼
ハルトムートは
今のベルンの森深くに神殿をつくり▼
そこに『魔竜』を 剣と宝珠で封印した▼
それがおまえたちの言う
『封印の剣』と『ファイアーエムブレム』だ▼
そしてその周辺に国を作り
代々王家が それを見守るものとした▼
その子孫が おまえたちの知っている
ゼフィールという国王なのだ▼
- 【ロイ】
-
あなたは なぜ そこまで・・・
『魔竜』が封印されたことまで知っている?▼
・・・どこかで見ていたというのか?▼
- 【ヤアン】
-
そうではない 私は そのころ
生死をさまよった後▼
人間に見つからぬよう
隠れて傷をいやしていた▼
今の話は あの男・・・ゼフィールと
いう男が 私に教えたものだ▼
ゼフィールは ベルン王家に
伝わる書物を読んで知ったと言っていたがな▼
- 【ロイ】
-
・・・ゼフィール王とは
どうして知り合ったんだ▼
- 【ヤアン】
-
あの男とか・・・▼
聞きたくば ここに来い
私のいるところはもうすぐだ▼
6番目の玉座制圧後
- 【ヤアン】(左)
-
ついにここまで来たか・・・
私は すぐ奥の間にいる▼
人間に 実体で会うのは
久しぶりだ▼
なにしろ 人竜戦役より後
この『竜殿』から外にでたことはないからな▼
- 【ロイ】(右)
-
おまえは・・・
ずっとここにいたというのか?▼
- 【ヤアン】
-
千年だ▼
人竜戦役で生き残った私は
傷ついた体をいやしながら待ち続けた▼
再び 『竜』に栄光をもたらす
『魔竜』の復活の時をな▼
そしてついにそれはおとずれた▼
『魔竜』の封印は解かれ
その『力』に呼応するかのように▼
私の体にも力が満ちていった▼
- 【ロイ】
-
どうして あなたの体が
『魔竜』の封印に関係があるのだ?▼
- 【ヤアン】
-
この『竜殿』の力は▼
『魔竜』・・・というより『竜』の頂点たる
『神竜』の力によって支えられていた▼
それが封印されたとあっては
『竜殿』の力を使い回復していた▼
私の力が よみがえらなかったのも
仕方がなかろう▼
- 【ロイ】
-
そういうことか・・・▼
- 【ヤアン】
-
そうして再び力をえた私は
『魔竜』を解放したのは誰なのか▼
その目的は何なのか
幻影を使い 調べることにした▼
おまえたち 人が
大陸中のあちこちに あふれかえる 今▼
この『竜殿』から出ることは
できるだけ さけたかったのでな▼
- 【ロイ】
-
そういえば・・・ 人の姿の『竜』は
その力をなくしてしまうのではなかったのか?▼
今 目の前にいる幻は
どうやって作りだしているんだ?▼
- 【ヤアン】
-
この『竜殿』は『竜』のためのもの▼
この地上で唯一 『竜』が人の姿をしている間も
わずかだが能力を保てる場所なのだ▼
私は 極めて能力が高い『竜』だ
竜石を持ち この『竜殿』の中にいれば▼
こうして 自らの幻影をうごかす程度なら
雑作もないことなのだ▼
『魔竜』が『戦闘竜』を作るように
実体を作り出すなどは 無理な話だがな▼
- 【ロイ】
-
それで ゼフィールを
見つけたということか▼
- 【ヤアン】
-
そうだ▼
私は『魔竜』の波動をたどり
ゼフィールとやらの元に 幻としてあらわれた▼
そして問うた▼
おまえが
『魔竜』を呼び覚ました目的は何だ? と▼
あの男は かわった人間だった
突然あらわれた私に さして驚きもせず▼
まっすぐに私をにらみすえ
逆に 何者だ と問い返してきた▼
私が『竜』だと答えると▼
本当に 『竜』なのか
と つぶやくように言った後▼
口の端に笑みをうかべて こう続けた▼
『ならば 私の目的は
おまえたちに この世界を渡すことだ』▼
- 【ロイ】
-
・・・・・・▼
- 【ヤアン】
-
その真意は はかりかねたが▼
私は 『魔竜』の『主』となっていた男と
手を組むことにしたのだ▼
そして『主』としてあの男は 『魔竜』に
人に代わって世界を導くことを命じた▼
- 【ロイ】
-
『主』であるゼフィール王が亡くなった今
『魔竜』はどうしているのだ▼
- 【ヤアン】
-
あの男はおまえたちに敗れたが
『魔竜』は 私よりさらに奥の間で▼
世界の「解放」を
はじめる機会をうかがっている▼
- 【ロイ】
-
!!
『主』はもういないというのに?▼
まさか おまえが
新たな『主』になったのか?▼
- 【ヤアン】
-
その必要はなかったのだ
『主』が倒れたとしても▼
かわらず事を遂行するように
と命令されていた▼
あれは その命令に
従い続けるだろう▼
この世界を人が支配する日が終わる
その時まで▼
- 【ロイ】
-
そんな! 『心』を奪われた上に
命令に しばられるなんて・・・▼
- 【ヤアン】
-
『あわれ』とやらを感じたのか おまえも?
・・・まったく 人間というものはわからぬ▼
ただ最後に一つだけ教えておいてやろう
おまえたちが なにをしようと▼
『人』と『竜』の心が
交わることなどない▼
しょせんは 異なる生き物
相いれることなどないのだ▼
- 【ロイ】
-
そんなことはない!▼
ぼくは『人』と『竜』が
ともに暮らす里を知っている▼
『人』も『竜』も
同じ大地に生をうけたもの▼
きっと
わかりあうことはできる!!▼
- 【ヤアン】
-
『人』と『竜』が
ともに暮らすだと?▼
フン くだらぬ
そのような話に 耳をかす気はない▼
さあ 奥へと進め
ここからは 力をもって相対しようぞ!▼
7番目の玉座制圧後
- ファ生存時
- 【ロイ】(右)
-
いよいよ
この奥に『魔竜』が・・・▼
- ファが現れる
- 【ファ】(左)
-
・・・ロイのお兄ちゃん▼
- 【ロイ】
-
? どうしたんだい ファ
そんな 泣きそうな顔をして・・・▼
- 【ファ】
-
ファも お兄ちゃんの敵なの?▼
- 【ロイ】
-
えっ?▼
- 【ファ】
-
いつか・・・いつか おっきくなったら
ファも 悪い竜になっちゃうの?▼
- 【ロイ】
-
!?▼
ちょっと待つんだ ファ
言いたいことを ゆっくり話してごらん▼
- 【ファ】
-
あの おじちゃんが 言ってた
『人』と『竜』は わかりあえないって・・・▼
- 【ロイ】
-
だけど ファはナバタの里で
ちゃんと人と暮らせていたじゃないか▼
- 【ファ】
-
でも 『魔竜』さんは
ファと同じ『神竜』さんなんでしょ?▼
でも お兄ちゃんたちに
倒されちゃうんでしょ?▼
じゃあ ファは?▼
おっきくなって 『魔竜』さんみたいに
なっちゃったら ファは・・・▼
- 【ロイ】
-
・・・そんな心配はいらないよ▼
大きくなっても ファは ファだ
人と ぼくたちと これからも一緒だ▼
- 【ファ】
-
本当?▼
- 【ロイ】
-
うん▼
それにね できれば この奥にいる
『魔竜』を ぼくは助けたいんだ▼
- 【ファ】
-
え?▼
- 【ロイ】
-
たとえ おろかだと言われても
自らの意志でなく 『心』をうばわれ▼
ただ利用されてきただけの『魔竜』を
倒してしまえばいいとは▼
ぼくには どうしても思えない▼
- 【ファ】
-
・・・お話 むつかしくて
ファには よくわからないよ▼
- 【ロイ】
-
今は まだ
わからなくてもいいんだ▼
- ファが消える
- 【ロイ】
-
英雄ハルトムートが 後世に託したもの
その答えを ぼくたちが出してみせるさ!▼
- ファ死亡時
- 【ロイ】(右)
-
いよいよ この奥に
『魔竜』が・・・▼
みんな 気をひきしめていこう
おそらく これが 最後の戦いになる!▼