FireEmblem & TearRingSaga Website...
βバージョンです。

会話集/1部 終章 デイン復活

ワールドマップ

かつての【四駿】漆黒の騎士の助勢により
ジェルドの奇襲は失敗に終わった

しかし、ミカヤが危惧した通り、彼は最後の反撃に出る

本国ベグニオンよりの使者を殺害し
ふたたびデイン王城を支配下に治めると

複数の投石器で城下街を破壊し始めたのである

使者の到着によって
一時的にではあるが平穏を取り戻していたネヴァサの街

そこへ巨石が次々と降り注ぐ

破壊され、押しつぶされる家々
人々の悲鳴と怒号が交差し、怨嗟の声が街を覆う

視察団との会見のため
王都近くの丘で陣を張っていたミカヤたちは

目の前で突如始まった残虐な行為に言葉を失っていた

オープニング

デイン王都 ネヴァサ
【デイン兵】(上)
俺たちの街が…
ネヴァサが壊されていく…!
【デイン兵】(下)
やめろ! あそこには
おれの年老いた両親がいるんだぞ!?
【デイン兵】(上)
おれの子供もだ。
駐屯軍め…最後の最後まで
デインを苦しめぬくつもりか!
画面暗転
【ミカヤ】(右)
…ペレアス王子!
このまま放ってはおけません。
街に入って市民を助け……
王城にいる駐屯軍を倒しましょう。
【ペレアス】(左端)
ミカヤ、それは………
イズカ現れる
【イズカ】(左)
何をまた馬鹿なことを言うのだ!

数日…いや、上手くすれば
一両日中にもベグニオンの視察団が
ここに到着するのだぞ!?
わざわざ危険を冒す必要などない!
サザ現れる
【サザ】(右端)
だが、その間にも死んでいく民はいる。
ネヴァサは破壊されていく。
それを黙って見ていろというのか!?
【イズカ】
最後の詰めの時なのだ!
万全の上にも万全を期す!
それが成功の秘訣だ!!
【ミカヤ】
…では……
【イズカ】
では? では、なんだ!?
おまえはまたラグズたちを率いて
出撃するとでも言うつもりか!

そうだろう!?
おまえの考えることなど
とっくに見抜いておるわ!!
【ミカヤ】
いけませんか?
【イズカ】
いけない?
いけないに決まっているだろう。

おまえは以前にも
王子の命に背き、勝手な行動をとった!
その結果どうなった!?
【サザ】
大勢の捕虜の命が助かった。
…違うか?
【イズカ】
ああ、助かったとも!
それでその娘は自分の名を
これでもかというほど上げた!

【暁の巫女】!
誰もが口々にそう言って
この娘を救世主だと祭り上げている!
【サザ】
それは元々、
あんたがそう企んだから…
【イズカ】
愚か者め! この娘1人がそうなるよう
誰が企んだというのだ!
見てみろ、軍の兵士たちを!

もはや誰も王子を見ておらん!
今後、この国を統治するのが
誰であるのか完全に忘れておるのだ!!
【ミカヤ】
あ……
画面暗転
【ジェルド】(下)
ははっ 王子か!
いたな、そんな奴が。
あんな小物が王になったところで
何ができる!?

せいぜい国が荒れる原因に
なってくれるぐらいさ。
フォーカス移動
【ジェルド】(下)
わかるさ。
あれは自ら光を放つことのない
まがい物の石くれだってな。

民を惹きつけてやまぬ輝き、
人を支配する力をもった宝石は……
ここにある。
フォーカス移動
【ジェルド】(下)
民が欲しているのは
王子などではない。
おまえだ、【暁の巫女】。

だから俺はおまえを奪う。
デインという国から
希望の光を奪ってやるのさ。
画面暗転
【イズカ】(左)
いまの有様で充分、
この国の未来への憂いは消えん!

それもそのはずだ。
誰一人として、王子を統治者として
認識しておらんのだからな。

王子が王となったとしても、
全て【暁の巫女】の声を通さねば
聞く耳を持たぬことだろう。

いや、下手をすると
【暁の巫女】を王位に据えろという
不心得なやからまで現われるやもしれん。

いいや、きっと現われる!
そうすればまた国は荒れる。
いつまでたっても
デインに安寧など訪れはせんのだ!
【ペレアス】(左端)
……
ペレアス消える
【ミカヤ】(右)
王子……
【イズカ】
さあ、わかっただろう。
おまえの存在、おまえの一挙一動が
王子の政権を危うくするのだ。
国のことを思うなら、
これ以上の人気取りは控えてくれ。
【ミカヤ】
そんな言い方…
【イズカ】
それともなにか、おまえは
最初からそのつもりで
行動していたのではないか?

王子を助ける振りをして、
実は王位簒奪を狙って……
【サザ】(右端)
貴様っ…
言わせておけば……!
【???】(吹き出しのみ)
いい加減にしろっ!!
画面暗転
【ペレアス】(左)
ミカヤは…そんな娘じゃない。
僕がふがいないからといって……
彼女を責めるのはやめてくれ。
イズカ現れる
【イズカ】(右)
なっ… いきなり
どうされたのです王子!?
ミカヤ現れる
【ミカヤ】(右端)
王子…?
【ペレアス】
これまで先頭に立って
戦ってきたのはミカヤだ。
捕虜が処刑されそうな時、
命懸けで救いにいったのもそうだ。

僕だって本当はそうしたかった……
だけど…できなかった。
みんながミカヤに注目し、
ミカヤを慕うのは当然のことじゃないか。
【イズカ】
しかし、
しかしですな、王子…!
【ペレアス】
イズカ… 君が僕のために
色々と画策し尽力してくれたこと……
心からありがたいと思っている。
君がいたから、僕は
ここまで来られたんだと感謝している。
【イズカ】
……
【ペレアス】
だけど、君がさっき言ったように
いまのままではいけない。
このまま僕が王位に就いても、
誰も見向きもしてくれないだろう。

だから……
だから、僕は行動する。
ペレアス消える
【イズカ】
お、王子…っ!?
画面暗転
【ペレアス】(下)
……………

か、解放軍の兵士諸君っ!
ぼ…いや、私は
デイン王子…ペレアスだ!
【デイン兵】(上)
もちろん、知ってますよー!
ペレアス王子さまぁっ!
【ペレアス】(下)
あ… ……
………………
【デイン兵】(下)
どうしたんだ、あれ?
【デイン兵】(上)
だいじょうぶなのか…?
フォーカス移動
【ミカヤ】(上)
…あ…あの…!
【漆黒の騎士】(上)
………
漆黒の騎士が移動
【ミカヤ】(上)
騎士様……?
フォーカス移動
【ペレアス】(上)
…………
…………?

親愛なる解放軍の諸君!

3年以上にも及ぶ、
苦しき時を乗り越え…
僕たちはいま、王都を目前にしている。

このまま何をしなくとも……
帝国の視察団が到着すれば、
我々は再び
国を取り戻すことができるだろう。
フォーカス移動
【ペレアス】(上)
だけど、本当に…
それでいいんだろうか!?

駐屯軍の最後の抵抗によって
いまこの瞬間も、
我々のネヴァサは蹂躙されている!
同胞たちの命が奪われている!

しかし、ここで…
駐屯軍に手を出せば……

もしかすると……
再び帝国との関係に
わだかまりが生じるかもしれない。

そうすれば…デインの復興は
難しくなる可能性だってある。
フォーカス移動
【ペレアス】(上)
それでも、ぼ…いや、
わた…いや、もう僕でいい!

それでも僕は、目の前の惨事を
このまま見過ごせない!
1人でも多く、デインの民を救いたい…!

だから力を……
みんなの力を貸してもらえないか!?
フォーカス移動
【デイン兵】(上)
……ばんざい…
【デイン兵】(上)
ペレアス王子、ばんざい!
【デイン兵】(上)
救いましょう!
我らの仲間を!!
【デイン兵】(上)
デインばんざい!

行こう! ネヴァサへ!!
【デイン兵】(上)
帝国の助けなんて
待っちゃいられないぜ!
フォーカス移動
【ペレアス】(上)
あ…

拠点終了後

【ミカヤ】(上)
では、王子…
いってまいります。
【ペレアス】(下)
後方には
僕の軍も控えている。
くれぐれも無理はしないでくれ。
【ミカヤ】
はい。
フォーカス移動
【ミカヤ】(上)
全軍整列!

目標は市民の救出、
そして王城奪還!
いざ、出撃!!
画面暗転
デイン王城
【帝国兵】(右端)
解放軍、動き始めました!
帝国兵消える
【ジェルド】(左・左向き)
ふん きたか…… それでいい。

そうでなくては、
俺たちも死に甲斐ってもんが
なくなるからな。
画面暗転
【ミカヤ】(下)
ジェルドは、
どこにいるのかしら…?
【サザ】(上)
大将が控えるなら
玉座の間…ってとこか。
【漆黒の騎士】(下)
ならば、この奥だ。
案内しよう。
フォーカス移動
【ジェルド】(下)
いいか、おまえたち。
これは俺たちが帝国軍人のまま
死ねる最後の機会だ。

ここを生き延びたところで、
数日後には視察団によって
拘束され、そのまま闇に葬られる。

ならば、ここで戦って
己の終焉への手向けにしろ!

1人で最低5人潰せ!
勝利を確信した軍隊ほど
脆いものはない。

ベグニオン帝国軍の恐ろしさを
デインの連中の脳裏に
焼き付けてやれ!

俺たちは帝国軍人だ!
その誇りを抱いて死ぬがいい!!
行けーーーー!
フォーカス移動
【サザ】(上)
いまの声は…
【ミカヤ】(上)
ジェルド……!
デインのため、
彼をこのままにはしておけない!
今度こそ決着をつけるわ。

ミカヤ→漆黒の騎士

【ミカヤ】(上)
あの、騎士様。
ありがとうございます。
共に戦ってくださって……
【漆黒の騎士】(下)
…礼は無用だ。
私は己の役割を果たしている。
それだけなのだ。
【ミカヤ】
この戦いが終わった後も……
デインに
残ってくださいますか?
【漆黒の騎士】
…………
【ミカヤ】
……すみません。
変なことを聞いて……

ただ…騎士様が居てくだされば、
わたしも安心して………
【漆黒の騎士】
デインを去って行ける…か……
【ミカヤ】
! どうして……
【漆黒の騎士】
………………

漆黒の騎士→ミカヤ

【漆黒の騎士】(上)
乙女よ、無理をするな。
そなたは軍の旗印……
失われてはならない。

戦いは私に任せ、後方へ下がれ。
【ミカヤ】(下)
騎士様……
お気遣いありがとうございます。
でも、私も戦います。

騎士様やみんなも戦っています。
だから、私も共に……
【漆黒の騎士】
……よく…似ている。
【ミカヤ】
え?
【漆黒の騎士】
……いや………
【ミカヤ】
…………

サザ→漆黒の騎士

【サザ】(上)
…………
【漆黒の騎士】(下)
…………
【サザ】
……何が目的だ?
【漆黒の騎士】
…………
【サザ】
ミカヤに近づくのは、
いったい何のためなんだ?
【漆黒の騎士】
………守るためだ。
【サザ】
ミカヤは俺が守っている!
【漆黒の騎士】
…いまのままでは、任せられん。
【サザ】
あんた…ミカヤの何を知っている!?
【漆黒の騎士】
己が手で守りたくば、強くなれ。
この私を凌駕するほどに……
【サザ】
…!
………………

ミカヤ死亡時

【ミカヤ】(上)
……どうか… どうか騎士さま……
デイン…を………
あぁ……サ…ザ………………
【漆黒の騎士】(下)
…………乙女よ……

ジェルド初戦時

【ジェルド】(上)
調子に乗ってよくぞここまで来たな。
だが俺はただでは死なんぞ?

俺が死ぬのは、おまえらを
残らず道連れにしてからだ!
対ミカヤ
【ジェルド】(上)
おまえか……小娘。
【ミカヤ】(下)
ジェルド将軍、
もう勝負はついたわ。

あなたが侮っていたデインの……
みんなの思いが
あなたに勝ったのよ。
【ジェルド】
それはどうだろうな……

言っただろう。
おまえさえ死ねば解放軍は終わる。

俺にとってはこいつは絶好の機会……
一撃で、俺に勝ちが
転がり込んでくる……
【ミカヤ】
わたしはあなたに負けない。
デインのみんなも、
あなたなんかに負けたりしない!
対サザ
【ジェルド】(上)
貴様の顔……憶えているぞ。
あの巫女と一緒にいた小僧だな。
【サザ】(下)
【暁の団】のサザ。
【ジェルド】
【暁の団】……か。
なあ、俺は貴様らのような連中が
死ぬほど嫌いでな。

ここで貴様の息の根を
止めてやれるかと思うと……
嬉しくてたまらん。
【サザ】
同感だ。
対漆黒の騎士
【ジェルド】(上)
忌々しいデインの亡霊……
おまえいったい何者だ?

何の目的で
この世に舞い戻った?
【漆黒の騎士】(下)
貴様が
知るべきことではない。
【ジェルド】
はっ!
ならばその兜叩き割って
顔を拝んでやるか。

アルダーの仇は
とってやらんとなあ!
【漆黒の騎士】
……
対ムワリム・ビーゼ
【ジェルド】(上)
奴隷が主に逆らうか、半獣!
身の程わきまえさせてやろう!
対オルグ・ニケ
【ジェルド】(上)
貴様らだな。あの巫女が
連れているという妙な半獣……
その皮剥いで飾ってやるか!
対ラフィエル
【ジェルド】(上)
鷺だと? 生き残りか?
惜しいな、本国に連れ帰れば……
生涯遊んで暮らせる金が手に入ったのに。

ジェルド撃破時

【ジェルド】(上)
ぐ……がっ……

俺は……
侘びる気などない……
悔いる気もない……

俺は俺のやりたいように
やったのだからな……

巫女よ、おまえの勝ちだ。
俺を倒してさぞ満足だろう……?
せいぜい浮かれておくが良い……

だが……おまえも……いずれ……

クリア後

【ミカヤ】(中央)
勝った…… 私たちは…
自らの力で国を取り戻したわ…!
画面暗転
【ペレアス】(左)
ありがとう、ミカヤ…
君のお陰でデイン王国は蘇った。
【ミカヤ】(右)
わたし1人の力ではありません。
みんなで共に戦った成果です。
【ペレアス】
……うん。
これからも僕…いや、
僕といっしょにデインを支えてくれるね?
【ミカヤ】
………ペレアス様…それは……
サザ現れる
【サザ】(右端)
もちろん、そのつもりだ。
ミカヤ右を向く
【ミカヤ】(右・右向き)
サザ…?
【サザ】
これからしばらくは、
デインの復興のために大忙しだ。
俺たちも力を貸すんだろ?
【ミカヤ】
あ… そうね。
そうだったわね……
ミカヤ左を向く
【ミカヤ】(右)
ペレアス様、デインのため…
わたしたちも力を尽くします。
【ペレアス】
ありがとう!

それじゃあ…さっそくだけど、
正式にミカヤを
デイン王国軍の総大将に任命したい。
【ミカヤ】
え…と……
【サザ】
…いいんじゃないか?
とりあえず、受けとけば。
【ミカヤ】
……じゃあ、はい。
【ペレアス】
よかった。
まず、ひざまづいてくれる?
ミカヤ・サザ消える
【ペレアス】
『なんじ、ミカヤ――
 デイン王の名におき
 魔道将としての地位と
 爵位を与えるものとする』
ミカヤが光の賢者にクラスチェンジ
【ミカヤ】(右)
…………
【ペレアス】(左)
これで終わりだ。
【ミカヤ】
……なんだか、変な感じです。
【ペレアス】
よく似合ってるよ。
ミカヤ右を向く
【ミカヤ】(右・右向き)
本当に?
サザ現れる
【サザ】(右端)
………まあな…
【ミカヤ】
…なんなの、その反応は?
【ペレアス】
めずらしいね…
サザが照れるなんて。
【サザ】
俺は別に…っ!
【ミカヤ】
照れてるの?
【サザ】
違…っ!

俺、もう行くからな!
サザ消える
【ペレアス】
初めて見たよ、彼のあんな表情。
【ミカヤ】
意外に子供っぽいんですよ。
体は大きいですけど。
【ペレアス】
………いいな。
ミカヤ左を向く
【ミカヤ】(右)
なにがですか?
【ペレアス】
僕には兄弟がいないから…
しっかり者のお姉さんのいる
サザがうらやましい。
【ミカヤ】
……………
画面暗転
デインの街中が映る
ペレアスが王位につく
【ミカヤ】(右)
…本当にもう行ってしまうの?
【トパック】(左)
…あぁ。明朝には
視察団も到着するって言うし、
おれたちの役目はこれでおしまいだからな。
【ミカヤ】
せめて今夜…
お祝いの間だけでも
いてくれればいいのに。

どうしても……
イズカ殿と同席するのは嫌?
【トパック】
それもあるけど…
なんていうのかな~……

他の兵たちも、
俺たちがうろちょろすると
やっぱ嫌な顔をするからさ。
だからやめとく。
【ミカヤ】
え……?
【サザ】(右端)
ミカヤの前では、
みんな態度に出してなかったけど…
いない所では、結構、
露骨に避けたりしていた。
【ミカヤ】
そんな…わたし……
何も気づかないで………
【トパック】
そんな顔すんなよ。
デインの反ラグズ思想は
根深いものだからさ。

何回かいっしょに戦ったぐらいじゃ…
簡単に打ち解けられないみたいだ。

せっかくの祝いに
不愉快な思いさせたくないし。

そういうわけで、ここでお別れだ。
【ミカヤ】
……トパック……
【トパック】
わ…! 泣くなよ?

おれ、女の子に泣かれると
どうしていいか
わからねえんだからな!
【ミカヤ】
…ごめ…なさい……
ミカヤ消え、サザ前に出る
【サザ】(右)
……元気でな。
【トパック】
そっちもな。
【サザ】
…おまえたちが来てくれて……
………その……
助かった…ありがとう。
【トパック】
うわっ!
【サザ】
なんだよ…?
【トパック】
おれ、感動で涙でそう。
おまえの口から
そんな言葉が聞けるなんて。
【サザ】
なにを大げさな……
【トパック】
いや、本気で。
く~… おまえもようやく
大人になってきたんだなぁ。
うんうん
【サザ】
あのな。
画面暗転
【ミカヤ】(右)
あの2人ったら……
最後まで、同じ調子なんだから。
【ムワリム】(左端)
うちの坊ちゃんと
仲良くしていただいて…

サザくんには、本当に感謝しています。
【ミカヤ】
ムワリムさん…
あの……
ムワリム前に出る
【ムワリム】(左)
はい、なんですか?
【ミカヤ】
わたしの“印”のこと、
黙っていてくださって……
ありがとうございます。
【ムワリム】
いえ……

失礼ですが、あなたは…
ご自分がどういう生まれか、
ご存知なのですか?
【ミカヤ】
いいえ。
わたしは自分を生んでくれた
両親のことを知りません。

だけど…育ててくれた
おばあさんが、死の間際に
“印”の意味を教えてくれましたから。
【ムワリム】
その方はなんと?
画面暗転
【ミカヤ】(下)
これはベオクとラグズ…
どちらもの血を受け継ぐ証。

それゆえ、どちらからも
忌み嫌われるもの。

誰にも決して知られることのないよう
くれぐれも気をつけなさいと……
【ムワリム】(下)
…………
【ミカヤ】(下)
…幼い頃に、自分の……
人とは違う力のせいで
迫害されたことがあって……

きっとそれと
関係のあることだろうと思いました。

それで言いつけを守って、
ずっと人目を避けるようにして
暮らしていたんですけど……

それでも、成長が
極端に遅くなってしまったことは
隠しようがなくて……
デイン中を転々としていました。

だから、この軍にも……
そう長居できないんです。
画面暗転
【ムワリム】(上)
それでも…あなたは恵まれている。
【ミカヤ】(下)
え…?
【ムワリム】
あなたの傍らに、
サザくんがいるかぎり……
あなたはどんな苦難にも耐えられる。
【ミカヤ】
えぇ。
ムワリムさんに
トパックがいるように……
【ムワリム】
はい。
【ビーゼ】(上)
首領もムワリムさんも、
いつまで別れを惜しんでるんですか?
このままじゃ、夜が明けますよ。
【ムワリム】(上)
すまない、ビーゼ。
では、そろそろ……
ミカヤがビーゼのそばに移動
【ミカヤ】(下)
ビーゼさん!
あなたにも、本当にありがとう。

わたし、サザといっしょに
砂漠に遊びに行きますから。
その時は、ゆっくり
お話ししてくださいね。
【ビーゼ】(上)
……そんなこと言って、
ベオクはどうせ
口約束だけじゃないんですか?
【ミカヤ】
わたし…
そんなに信用ないですか?
【ビーゼ】
…そういうわけじゃ
ありませんけど……

期待して待ってて
来なかったら…辛いから。
【ミカヤ】
必ず行きます。
だから、待っててください。
【ビーゼ】
……うん……
ニケたち出現
【ニケ】(下)
ミカヤ、私たちも
彼らと共に行くことにした。
【ミカヤ】(上)
え!?
【トパック】(下)
あ、そうそう!
そうなんだった。
【サザ】(上)
おまえな、そんな
大事なことはもっと早く……
【トパック】(上)
早くっても、さっき
突然決まったんだから
仕方ないじゃんかよ!
フォーカス移動
【ミカヤ】(上)
でも、ニケ様たちは
ガリアへ……
【トパック】(下)
うん、だからさ、
おれたちが
ガリアへ送ってくんだ。
【ニケ】(上)
ミカヤたちはまだ
しばらくはデインを
離れるわけにはいかぬだろう?

戦いが終わった途端、
気が急いてきたのでな。

約束を違えて悪いが、
トパックらに頼むことにした。
【ミカヤ】(下)
そんな……
みんなが一度に
いなくなってしまうなんて。
【サザ】(下)
仕方ないさ、ミカヤ。
ラフィエルさんだって
早く家族に会いたいだろうし。
【ラフィエル】(上)
ミカヤ…あなたと私は……
同じ声に導かれ
こうして巡り合いました。

私たちのたどる運命は、
これからも離れることなく
きっとどこかで深く交わっている……
私はそんな気がしてなりません。
【ミカヤ】
ラフィエルさん……
【ラフィエル】
泣かないで……
ほんの僅かな別れかも
しれないのですから……
【ミカヤ】
ラフィエルさん……!
ミカヤがラフィエルに抱きつく
【ミカヤ】(下)
わたし…恥ずかしい……
こんな……子供みたいに……
泣くなんて…ばかみたい…

…… …… ………
画面暗転
【トパック】(上)
じゃーな!
ぜったい、また会おうなー!
画面暗転
【ミカヤ】(上)
…?
オルグが出現
【ミカヤ】(上)
オルグさん!?
【サザ】(下)
おい、どうして
あんたがいるんだ!?
【ミカヤ】
ニケ様が…
わたしの護衛にって
遣わしてくださったみたい。
【サザ】
本気で…?
オルグが吠える
【サザ】
それでなくても
ミカヤには面倒な鳥まで
いるっていうのに…
ユンヌが現れる
【サザ】
痛っ!
痛いって …悪かった!
【ミカヤ】
ありがとう、オルグさん。
これからも
よろしくお願いしますね。

拠点(フリーダ)

【フリーダ】(右)
ミカヤ殿、
出撃前の忙しい時にすみません。
少しよろしいですか?
【ミカヤ】(左)
はい、大丈夫です。
【フリーダ】
確か、この魔道書を
ご愛用なさってましたよね?
【ミカヤ】
ええ、そうです。
【フリーダ】
間違えていなくてよかった。
どうぞお受け取りください。
【ミカヤ】
いいんですか?
【フリーダ】
私とマラドを、この軍に
加えてくださったことへの
感謝の気持ちです。
【ミカヤ】
ありがとうございます。
…大切に使いますね。
【フリーダ】
…先ほどのペレアス王子の
演説を拝聴していて
デインは蘇ると確信しました。

以前よりもっと
団結心のある素晴らしい国として。
【ミカヤ】
そうですね。

色んなことがあったけれど
わたしはいま
この場にいられたことが……
とても嬉しい。誇らしい気持ちです。
【フリーダ】
私も同じです。
解放軍の兵士たちもすべて
同じ気持ちを抱いていることでしょう。

あとひと息でデインは解放されます。
どうかミカヤ殿、
私たちを勝利へとお導きください。
【ミカヤ】
………ええ。
最後までみんなで力を合わせ
勝利を手にしましょう…!

拠点(オルグ)

【ミカヤ】(右)
オルグさん、
これ…どうしたんですか?
【オルグ】(左)
Sabakuno isekikara,tottekitanoda.
【ミカヤ】
え… 砂漠の遺跡から?

あぁ、あの時
持ってきていたんですね?
【オルグ】
Soudeha nai.
【ミカヤ】
違うんですか?
じゃあ、どうやって……
【オルグ】
Micaiahni yarou.
【ミカヤ】
え、わたしにくださるんですか?
【オルグ】
Deha,matana.
オルグ消える
【ミカヤ】
あ! オルグさん…!

……もしかして
またあそこまで行ったんじゃあ……