ワールドマップ
-
ウムノ収容所の制圧と
ラグズたちを率いたトパックの参戦により
解放軍は戦力の大幅な増強に成功
ダルレカなどの要所を次々と連破し、勢力圏を拡大した
これにより安定した拠点を得た彼らは
勢いに乗って各地の収容所を次々と解放
経験豊富な兵たちを取り込みながら
王都をうかがうまでになった
それに呼応するようにデイン国内の暴動も激しさを増す
兵力的に、いまだ駐屯軍が圧倒的優位を保ってはいたが
その苦戦は誰の目にも明らかになってきた
オープニング
- デイン王城
- 【ジェルド】(右端)
-
閣下、お呼びですか。▼
- ヌミダが右を向く
- 【ヌミダ】(左)
-
ジェルド、困ったことになったぞ。▼
帝都では神使が視察団を組織し、
このデインへ派遣するという
動きがあるらしい。▼
- 【ジェルド】
-
ほほぅ…
……いつですか。▼
- 【ヌミダ】
-
まだ決議はおりておらんが、
このままにしておくわけにはいかん。
……わしは1度、帝都へ戻る。▼
元老院副議長ガドゥス公とは
以前より懇意にしておる。▼
あの方を頼れば……
全てなんとかして下さるだろう。▼
- 【ジェルド】
-
……その間、我々は何をしておけば?▼
- 【ヌミダ】
-
解放軍を…なんとしても潰しておくのだ!
あやつらさえいなくなれば、
何とでも申し開きはできる。▼
我らの進退がかかっておるのだ。
どんな手段を使ってもいい。
必ずや根絶やしにせよ!!▼
- 【ジェルド】
-
御意。▼
- 画面暗転
- 【アルダー】(右)
-
ヌミダ公がベグニオンへ……?▼
- 【ジェルド】(左)
-
ああ。普段は鈍いくせに、
こんな時ばかり素早いものだ。▼
- 【アルダー】
-
まさか、我々を切り捨てて
1人で逃げたんじゃあ……▼
- 【ジェルド】
-
わからん。
その可能性も十二分にあるが、
元来意気地のない方だからな。▼
自分の軍隊全てを犠牲にするまでの
覚悟はできていないだろう。
…少なくとも、今はまだな。▼
ガドゥス公に泣きつくつもりだと
本人は言っていた。▼
- 【アルダー】
-
元老院の力で、
すべて捻じ伏せられますかね?▼
- 【ジェルド】
-
いや、視察団の派遣が決まって
調査が入れば……いくら元老院でも
駐屯軍の所業をなかったことにはできん。▼
真剣な話、解放軍の奴らと接触されれば
一巻の終わりだ。▼
逆に、解放軍さえいなければ……
あのヌミダ公でも
なんとかしてくれることだろうさ。▼
俺たちが生き残るためには、
あいつらを潰す他、手段はない。▼
- 【アルダー】
-
……どうします?▼
- 【ジェルド】
-
シフ沼にあいつらをおびき出せ。
捕虜を処刑するという情報を流せば、
奴らは確実に出てくる。▼
出てこないなら、出てくるまで
捕虜を殺し続けろ。▼
- 【アルダー】
-
はっ!!▼
- 画面暗転
- 【ミカヤ】(上)
-
………
もう大丈夫?▼
- 【デイン兵】(下)
-
はい!
ありがとうございます!▼
- 【デイン兵】(上)
-
すごい……
あのひどい傷が消えている。▼
- 【デイン兵】(下)
-
ありがたい……
【銀の髪の乙女】の奇跡の御業を
間近で見られるなんて。▼
- 捕虜が出現
- 【捕虜】(下)
-
【銀の髪の乙女】!
助けてください、助けて……!▼
- 【ミカヤ】(上)
-
どうしたの!?
落ち着いて話して。▼
- 【捕虜】
-
みんな殺されてしまいます!
お願いです、助けてください!!▼
- 画面暗転
- 【ペレアス】(左)
-
ジョド収容所の捕虜が
シフ沼に集められ処刑されている……?▼
- 【タウロニオ】(右)
-
ジョドだけではありません。▼
ユフトル、マノなど、
この近辺の収容所の捕虜をすべて、
沼に沈めるという計画のようです。▼
- イズカ現れる
- 【イズカ】(左端)
-
そのような情報、私は聞いていない!
いま捕虜を殺して
ベグニオンに何の得がある?▼
生かしておけば我々に対して、
人質としての効果もあるというのに。
虚報だ! でなければ敵の罠だ!!▼
- サザ現れる
- 【サザ】(右端)
-
…少し探った感じでは、
確かに捕虜収容所に
おかしな動きがあるようだ。▼
何か、捕虜を殺さないと
まずい事情ができたんじゃないか?▼
- 【イズカ】
-
その事情とはなんだ?▼
- 【サザ】
-
……そこまでは掴めなかった。▼
- 【イズカ】
-
愚か愚か!
そのようなあやふやな考えで
軍を動かすことなどできるものか!!▼
- タウロニオ・サザ消え、ミカヤ現れる
- 【ミカヤ】(右)
-
……罠かもしれません。
でも、実際に捕虜がシフ沼に
集められているのは確かなんです。▼
わたしたちが行かなければ、
きっと彼らは殺されてしまいます…!▼
- 【イズカ】
-
行く必要などない!
罠とわかっていて飛び込むなど、
みすみす殺されに行くようなものだ!!▼
- 【ミカヤ】
-
……捕虜を見殺しにすると?▼
- 【イズカ】
-
そうだ!▼
- ペレアスが左を向く
- 【ペレアス】(左・左向き)
-
イズカ! そ、それは……▼
- 【イズカ】
-
王子、ご辛抱ください。
王とは……慈悲深さと同時に
冷酷さも求められるもの!▼
大を生かすために、
小を捨てねばならぬこともあるのです。▼
- 【ミカヤ】
-
…………▼
- 【イズカ】
-
私とて苦渋の決断!!
しかし、いまここで
解放軍が敗れ去りでもすれば……▼
デイン復興の夢はその刹那に
あえなく断たれてしまう!!
これはデインのための英断なのです!▼
- 【ペレアス】
-
……わ、わかった。▼
- 【ミカヤ】
-
ペレアス王子…っ!▼
- ペレアスが右を向く
- 【ペレアス】(左)
-
ごめん、ミカヤ……
イズカの言うとおりにしてくれないか。▼
- 【ミカヤ】
-
……わかりました。
では、この軍の兵は連れていきません。▼
わたしと…元の仲間だけで
シフ沼へ向かいます。▼
- 【ペレアス】
-
ミ、ミカヤ……!▼
- 【イズカ】
-
必要ないと言って――▼
- 【ミカヤ】
-
それが許されないのなら、
わたしひとりでも行きます。▼
- ミカヤ消える
- 【イズカ】
-
待てっ! 待つんだ!!
勝手なことは許さんぞ!▼
- ペレアスが右に移動
- 【ペレアス】(右)
-
イズカ……!
彼女を行かせてやってくれ。
頼む。このとおりだ。▼
- 【イズカ】
- 王子…くっ……!▼
拠点終了後
- 【ラドミム】(上)
-
よし、始めよ!▼
- 【帝国兵】(上)
-
ラドミム将軍のご命令だ。
捕虜を沼に沈めろ!▼
- フォーカス移動
- 【ならず者】(上)
-
さあ、
とっとと入んねえか!!▼
- ならず者が捕虜に体当たりする
- 【青年】(上)
-
うわぁぁ!
いやだ! いやだ!!
助けてくれーーーっ!▼
- ミカヤ出現
- 【ミカヤ】(上)
-
やめなさい!▼
- ミカヤ・サザがならず者に攻撃
- 【帝国兵】(上)
-
き、貴様らは…!▼
- 【ミカヤ】(下)
-
私たちはデイン解放軍です!
みなさん、すぐに助けますから
気をしっかりもってください!!▼
- 【青年】(上)
-
解放軍っ!?
王子の軍が
助けにきてくれたのか!?▼
- フォーカス移動
- 【青年】(上)
-
あの髪の色……
あの方が、もしや
【銀の髪の乙女】っ!?▼
- フォーカス移動
- 【青年】(上)
-
デインの救世主だ!▼
- フォーカス移動
- 【ラドミム】(下)
-
これが罠だと知ってか知らずか…
本当に現われおったわ。
総員、戦闘配備につけ!▼
- 帝国兵出現
- 【ラドミム】(下)
-
どうだ、乙女よ!?
これではいかなおまえとて
生きて逃げ延びることかなうまい!▼
- フォーカス移動
- 【ミカヤ】(上)
-
く… やはり罠……▼
- 【サザ】(下)
-
だが、こちらも
無策で来たわけじゃない!▼
- 【サザ】(上)
-
トパック! 頼む!!▼
- トパックたち出現
- トパックたちがならず者を倒す
- フォーカス移動
- 【ミカヤ】(下)
-
ニケ様っ! オルグさん!!▼
- ニケたち出現
- ニケたちがならず者を倒す
- 【帝国兵】(上)
-
はっ…半獣だっ!!
こんなにも半獣が…
ん…!?▼
- ラフィエル出現
- 【ミカヤ】(下)
-
え…ラフィエルさん!?▼
- ラフィエルが呪歌を使用
- ニケたちがならず者を倒す
- 【ミカヤ】(下)
-
なにが起こったの…?▼
- 【サザ】(上)
-
ぼんやりするな、ミカヤ!
いまのうちに陣を整えよう。▼
- 【ミカヤ】
-
え…ぁ、ええ!▼
ミカヤ⇔ラフィエル
- 【ミカヤ】(下)
-
ラフィエルさんまで…
来られたんですか?▼
- 【ラフィエル】(上)
-
女王のおられる場所が
私の居るべき場所。▼
私は【呪歌謡い】……
戦うことはできなくとも、
味方に力を与えることができます。▼
- 【ミカヤ】
-
…1つの時の間に
2つのことが行える……
さっきの不思議な力ですね?▼
- 【ラフィエル】
-
ええ、あれもそうです。▼
【負】の気が蔓延する戦場で
謡える呪歌は…
そう多くはないのですけれど。▼
- 【ミカヤ】
-
…助けてくださるんですね?▼
- 【ラフィエル】
-
あなたの助けとなること……
それもまた、私の喜びです。▼
- 【ミカヤ】
-
ありがとうございます。▼
ミカヤ⇔ニケ
- 【ミカヤ】(下)
-
あの…よかったんですか?
ラフィエルさんまで……▼
- 【ニケ】(上)
-
ラフィエルは飛ぶことが
できぬゆえ、動きが鈍い。▼
それでも…呪歌の効果は
連れて行く価値のあるものだ。▼
ただし、いつでも護れるよう、
私の傍から離さぬよう
気を配ってもらわんといかんが。▼
- 【ミカヤ】
-
わかりました。▼
ラドミム初戦時
- 【ラドミム】(上)
-
我が軍が…押されている?
その、尋常ならざる戦いぶり……
“乙女”とやらの力によるものなのか?▼
- 対ミカヤ
- 【ラドミム】(上)
-
銀の髪の乙女とやら!
必ず来ると思っていたぞ。▼
ここで捕虜を見捨てれば、
お前の名声に傷がつこうからな?
いやでも来ざるを得まい。▼
- 【ミカヤ】(下)
-
わたしをおびき出す…
そんなことのために……▼
抵抗できない人々を
いったい何人死なせてきたの!?▼
- 【ラドミム】
-
ふん! くだらぬ芝居を…!▼
デインを救う奇跡の乙女……
戦意を失ったデインのために
大した作り話を仕立て上げたものだ。▼
だがそれもここで終わりよ!
娘! その正体を見せるが良い!▼
- 対オルグ・ムワリム・ビーゼ
- 【ラドミム】(上)
-
“乙女”とやらは
半獣どもまで従えるか!
だが半獣退治なら慣れたものよ!▼
- 対ラフィエル
- 【ラドミム】(上)
-
絶滅したセリノスの鷺までが……!?
銀の髪の乙女……
いったい何者なのだ?▼
- 対ニケ
- 【ラドミム】(上)
-
何者だ!?
ガリアの半獣ども……
いや、違う……?▼
クリア後
- 【ミカヤ】(上)
-
もうすぐ陣営ね。
勝手なことをしてしまったけど……
王子は許してくださるかしら。▼
- 【サザ】(下)
-
捕虜の無事な姿を見れば、
きっと喜んでくれるさ。▼
……もっとも、あのイズカ殿は
渋面つくってるだろうけど。▼
- 【ミカヤ】
-
……ねぇ、崖の下から
なにか聞こえてこない?▼
- 【サザ】
-
人の騒いでる声だな。
…崖下といえば、解放軍の陣営がある。
何を騒いでるんだ?▼
- サザとミカヤが移動
- フォーカス移動
- 【デイン兵】(上)
-
あ、あれを見ろ…!
乙女が帰ってきたぞ!
捕虜もいっしょだ!!▼
- 【デイン兵】(下)
-
乙女がまた勝った!!
敵の罠を打ち破ったんだ!▼
- 【デイン兵】(上)
-
暁の団の【銀の髪の乙女】がいる限り、
俺たちは負けない!▼
- 【デイン兵】(下)
-
見ろよ! あの神々しいお姿を!
乙女の銀の髪に暁の光が輝いて…
なんて…美しい姿なんだ……!▼
- 【デイン兵】(上)
-
乙女は、まさに女神の祝福を受けている…
女神の巫女だ!
【銀の髪の乙女】!! 我らが巫女!▼
- 【デイン兵】(下)
-
暁の…巫女!
ミカヤ様、ばんざいっ!!▼
- フォーカス移動
- 【ミカヤ】(下)
-
ど、どうしたのかしら?▼
- 【サザ】(下)
-
ここからじゃ、何を言ってるのか
まったく聞き取れないな。▼
- ニケ・ラフィエルが移動
- 【ニケ】(下)
-
ミカヤの捕虜救出成功を
兵たちが祝っておるようだな。▼
手を振ってやるといい。
みなが喜ぶだろう。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
私がですか?▼
- 【ニケ】
-
それも将たる者の務め。
無事生還したのだと、
一刻も早く知らせてやることだ。▼
- 【ミカヤ】
-
あ…… そうですね。
わかりました。▼
- フォーカス移動
- ミカヤが手を振る
- フォーカス移動
- 【デイン兵】(上)
-
おおおおおおおおーーーー!!▼
- 【デイン兵】(下)
-
ミカヤ様!!▼
- 【デイン兵】(上)
-
ミカヤ様!!
【暁の巫女】ミカヤ様!!▼
- 画面暗転
- 【サザ】(下)
-
ここにいたのか。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
サザ……▼
- サザが移動
- 【サザ】(下)
-
正直、驚いたな?
あの熱狂的な歓迎ぶりにはさ。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
驚いたっていうか……▼
ううん、なんでもない。▼
- 【サザ】
-
………ミカヤ?▼
- トパック出現
- 【トパック】(下)
-
サザ…!
ごめん、ちょっといいか!?▼
- 【サザ】(上)
-
…トパック!
どうしたんだ? そんなに慌てて。▼
- 【トパック】
-
ムワリムの様子が……
おかしい。▼
- 【サザ】
-
どういうことだ?▼
- 【トパック】
-
頼む…
いっしょに来てくれ!▼
- 【サザ】
-
わかった。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
わたしも行くわ。▼
- 画面暗転
- 【ムワリム】(上)
-
グ…グルルル…▼
- 【トパック】(下)
-
だめだ!
ムワリム、しっかりしろ!
おいらを見ろ!!▼
- ムワリムが化身解除
- 【ムワリム】
-
……ぐ……
ぼ…坊ちゃ…ん……▼
- 【サザ】(上)
-
…なにがあった……?▼
- 【トパック】(下)
-
わからない……▼
突然、化身したかと思うと…
そのまま毛を逆立てて
苦しそうに唸ってるんだ。▼
おいらが必死で…
何度も声をかけてやると
そのまま気を失って元に戻るけど……▼
目覚めたらまた…
同じ状態になっちまうんだ。
何回も何回もその繰り返しで……▼
- 【サザ】
-
トパック……
俺の思い違いじゃなければ…
いまのムワリムさんの目は……▼
- 【トパック】
-
あいつらと同じ色…してるだろ?
わかってる…わかってるから……
おいら……怖えよ。▼
- 【ミカヤ】(下)
-
なにと…同じなの?▼
- 【サザ】
-
それは……▼
!!▼
- 【トパック】(下)
-
また…!?
どうすればいいんだ……
どんどん時間が短くなってってる…▼
- 【ムワリム】(上)
-
グ…
グァ…▼
- 【トパック】(下)
-
ムワリム!
しっかりしろっ!
おいらを見るんだ!▼
ムワリムっ!!▼
- 【ムワリム】
-
ガ… 体が……
……いけない……
坊ちゃ…離れて……▼
- 【トパック】
-
だめだ!
“なりそこない”になんか
なっちゃだめだ!!▼
ムワリム!
おいらを見ろ!!▼
- 【ムワリム】(上)
-
ガ… ガ…ガ……▼
- 【サザ】(下)
-
この歌は…
- ラフィエル出現
- ラフィエルが呪歌を謡う
- 【ミカヤ】(下)
-
!!▼
- ムワリムが倒れる
- 【ムワリム】(上)
-
…グ ……▼
- 【トパック】(下)
-
あ… ムワリム!
ムワリムっ!!▼
- ラフィエル移動
- ニケ・オルグ出現
- 【ラフィエル】
-
……歪められた体は、
【再生】の呪歌により
正しい状態に戻りました。▼
もう、大丈夫…▼
- 【トパック】(下)
-
あり…がと……
………っがと…
………▼
- 画面暗転
- 【ミカヤ】(上)
-
あの歌は…なに?
とても不思議な旋律……▼
- 【サザ】(下)
-
【再生】の呪歌だ。
先の戦いでも、
白鷺の王子と王女が歌い――▼
色を失った森に命を取り戻し…
歪められたラグズの心を救った。▼
- 【ミカヤ】
-
…………▼
- 【サザ】
-
…?
どうしたんだ、ミカヤ。▼
- 【ミカヤ】
-
…ううん……
なんだか、変なの。▼
……体の内側から…
熱いものが込みあげてくるような…
そんな感じ。▼
- 【サザ】
-
わかる。
俺も初めて耳にした時は、
体が震えるぐらい感動した。▼
- 【ミカヤ】
-
………うん…▼
- 【サザ】
-
さあ、それよりも…
ムワリムさんが目覚めたら、
事の真相を聞かないとな。▼
このままにはしておけない。▼
- 画面暗転
- 【ペレアス】(上)
-
“なりそこない”…?▼
- 【サザ】(下)
-
3年前の戦いで…
デイン軍によって造りだされた
生物兵器――▼
おぞましい生態実験によって
姿を歪められたラグズのことだ。▼
- 【イズカ】(上)
-
おぞましいだと!?
おまえたちは、この私のすばらしき
研究成果を否定する気か!?▼
- 【ミカヤ】(下)
-
じゃあ、認めるんですね?▼
ムワリムさんに渡した飲み物の中に…
“なりそこない”の薬を
混入していたことを。▼
- 【イズカ】
-
それの何が悪いと言うのか!
あの薬を飲めば、
常に化身していられるのだぞ!?▼
ラグズの高い戦闘能力を最大限に
活かすことができるのだ。
これほどよいことはないだろうが!▼
- 【トパック】(下)
-
…ふざけんなっ!!
“なりそこない”は
化身しっぱなしの代償に命を削る……▼
自我が破壊され、狂ったまま
死ぬまで戦い続けるんだ!
おまえは、そんな薬をムワリムに…っ!▼
- 【イズカ】
-
駒となって動く兵士に
自我などはいらん!
かえって邪魔になるだけだ。▼
確かに…短命となるのは、
あの薬の改良すべき点ではある。
だからこそ、さらなる実験を……▼
- 【ミカヤ】(下)
-
ムワリムさんは…トパックにとって
親代わりの大切な人で……
わたしたち解放軍の仲間なんですよ?▼
その命をいったい
なんだと思っているんですか!?▼
- 【イズカ】
-
…どうやったかは知らんが、
結局、元に戻ってしまったのだろう?
だったら何の問題もないではないか。▼
なぜこのように大騒ぎするのだ。
馬鹿馬鹿しい。▼
- 【ミカヤ】
-
あなたという人は――!▼
- 【ペレアス】(上)
-
待ってくれ!▼
イズカが半じゅ…ラグズの彼に、
ひどいことをしたのは分かった。
悪かったと思う。▼
しかし、イズカも
軍のためを思ってやったことなんだ。
どうか許してくれないか。▼
- 【ミカヤ】(下)
-
ペレアス王子……▼
- 【トパック】(下)
-
………▼
- 【ペレアス】
-
トパック……
本当にすまなかった。▼
“なりそこない”の薬は
2度と使わせない。
実験もさせないと約束する。▼
………このとおりだ。▼
- 【イズカ】(下)
-
王子!?
王族がこやつごときに
頭を下げるなどあっては……!!▼
- 【トパック】
-
…………………▼
- 【ペレアス】
-
イズカは僕の大切な臣下だ。
臣下の過ちは主の過ちも同然……
だから……▼
- 【トパック】
-
…………もういい。▼
- トパック退場
- 【サザ】(下)
-
トパック…!▼
- 【ミカヤ】(上)
-
……▼
- 画面暗転
- ベグニオン帝国 シエネ
- 【サナキ】(右)
-
……それは真か?▼
- 【ルカン】(左)
-
はい、神使様。▼
デインにて、我が国の駐屯軍が
非道なる行ないを行なっていたのは
まぎれもない真実にございます。▼
そしてそれは、駐屯軍総督ヌミダ公の
まったく預かり知らぬところで
行なわれていたのです。▼
- 【サナキ】
-
………妙な話もあるものじゃ。
デインではこの3年の間に
無数の強制収容所が建設され、▼
そこには帝国への
逆心のあるなしを問わず、
無数の若者が送られていたと聞く。▼
その全てを……総督であった
ヌミダが知らぬと申すのじゃから。▼
- 【ヌミダ】(左端)
-
私をお疑いであるのは、
もっともかと存じます。▼
しかし…しかしですな……
このヌミダは元老院議員にございます。▼
それは女神に生涯を捧げ
終生、嘘偽りのない政を行なうと
誓った証にございます。▼
どうか…どうかそれを
お忘れなきよう……!▼
- 【ルカン】
-
確かに…監督不行き届きという点では、
ヌミダ公が無罪とは言えぬでしょうな。▼
元老院と致しましても、
決して軽くはない処罰を与えんとして…
検討しております。▼
しかし、神使様。▼
いまこの時点においても、
苦難のどん底に貶められているデイン国民を
駐屯軍の圧政から救い出す……▼
それこそが急務であると
私は考えておりますが、いかがでしょうな?▼
- 【サナキ】
-
無論じゃ。
そなたも同じ考えであれば、
話は早い。▼
即刻、現状を
正確に把握するための視察団を組織し
デインへ送るのじゃ。▼
聞けば、デインでは
亡きアシュナード王の遺児が
軍を起こして戦っているという。▼
視察団にはまず
彼らに会見を申し込ませ、
ベグニオンの意向を伝えさせるのじゃ。▼
そして理解を得た後、
そのまま駐屯軍の鎮圧に当たらせよ。▼
- 【ルカン】
-
ははっ!
ただちにそのように手配致しまする。▼
視察団の長は、是非とも
このルカンめにお任せくだされ。▼
帝国の面汚したる駐屯軍は
その地にて断罪の後、2度と
故郷の土を踏ませぬとお約束しますぞ。▼
- 【サナキ】
-
いや…それはならん。▼
- 【ルカン】
-
! …何ゆえでしょうかな?▼
- 【サナキ】
-
駐屯軍への処罰については、
彼らの言い分も聞いた上で決める。▼
駐屯軍にはそれをきちんと
申し渡した上、降伏するよう説得せよ。▼
- 【ルカン】
-
…で、では
そのように……▼
- 【サナキ】
-
それから、視察団の長には
ペルシス公を任じる。
よいな、セフェラン。▼
- ルカン・ヌミダ消え、セフェラン現れる
- 【セフェラン】(左)
-
かしこまりました。▼
- ルカン現れる
- 【ルカン】(左端)
-
し、しかし…!▼
- 【サナキ】
-
私は事が重大であると見ておる。
それ故、此度の役目には、
元老院副議長のそなたより…▼
議長であるペルシス公が
より適任であると判断する。▼
……以上じゃ。
すみやかに行動せよ。▼
- サナキ・セフェラン消える
- 【ルカン】
-
ぐっ……▼
- ヌミダ現れる
- 【ヌミダ】(右)
-
ル、ルカン殿…っ!
わしはいったい
どうすればよいのだ!?▼
- ルカン前に出る
- 【ルカン】(左)
-
ヌミダ公よ、こうなった以上……
そなたがデインに残してきた軍勢、
全て犠牲にしてもらうぞ。▼
- 【ヌミダ】
-
な…っ!? そんな馬鹿な…!
将軍ジェルドと数名の命を差し出せば、
丸く収めていただけると……▼
- 【ルカン】
-
事情が変わったのだ。
そなたも己の身が可愛ければ
覚悟を決めるがいい。▼
なに…ほとぼりが冷めれば
わしのところから新たに
兵を分け与えてやってもいい。▼
- 【ヌミダ】
-
そ、そういうことでしたら…▼
わかりましたぞ。
デインのことは、悪い夢でも見たのだと
思うことに致しましょう。では……▼
- ヌミダ消える
- 【ルカン】
-
…………………小娘が…!
よくも、小賢しい真似を……
…………サナキめ……!▼
拠点(サザ)
- 【サザ】(右)
-
…大体、準備完了だ。
トパックたちにも事情を話して……▼
- 【ミカヤ】(左)
-
……▼
- 【サザ】
-
…ミカヤ?▼
- 【ミカヤ】
-
あ… ごめんなさい。▼
- 【サザ】
-
……俺たちの間で隠し事はなしだ。
3年前にそう約束したよな?▼
- 【ミカヤ】
-
………………
ムワリムさんにばれちゃった。
私が人より成長が遅いこと。▼
- 【サザ】
-
そうか……▼
…でも、大丈夫だ。
あの人は信頼していい。▼
- 【ミカヤ】
-
うん、それはわかっているの。
ムワリムさんは大丈夫……
でも、他の人たちはどうかしら?▼
私の力が、呪われた血によって
生まれたものだと知ったら……
どんな顔をするかしらね。▼
- 【サザ】
-
ミカヤ…!▼
- 【ミカヤ】
-
いまは暖かい人々の眼差しが…
私の正体を知った途端、
奇異なものを見る目に変わる……▼
そんなことになったら…
わたし………耐えられない……▼
- 【サザ】
-
………やめようか。▼
- 【ミカヤ】
-
え…?▼
- 【サザ】
-
無理な話だったんだ。▼
人の目を避けるようにして
生きてきたミカヤが
こんな立場になるなんて……▼
いつかその重荷に
押しつぶされるんじゃないかって
ずっと心配だった。▼
- 【ミカヤ】
-
そうね……
こうなるのは最初から
わかっていたことなのに……▼
それでもわたしは受けた。
いまさら…やめるなんて無理よ。▼
- 【サザ】
-
けど……▼
- 【ミカヤ】
-
ねえ、サザ…
デインが戦争に負けて
初めて知ったことがあるの。▼
- 【サザ】
-
…なんだ?▼
- 【ミカヤ】
-
自分が…どんなに
祖国を愛しているかってこと。▼
- 【サザ】
-
!▼
- 【ミカヤ】
-
3年前の戦いのあと
デインでサザを待ちながら
わたしは初めて…人々に交わって暮らしたの。▼
戦争に敗れて…
どこもかしこも荒れていて……▼
誰もが助け合わないと
生きていけないような状態だったわ。▼
みんなで励ましあって、支えあって、
苦境を乗り越えようと頑張っていた。▼
- 【サザ】
-
………▼
- 【ミカヤ】
-
知らなかったけど……
人って、とても強いのね。
そして優しい…▼
みんなわたしの素性を知らないのに、
同じデイン人だってだけで
とても親切にしてくれた。▼
仲間だって迎えてくれた。▼
- 【サザ】
-
…………▼
- 【ミカヤ】
-
わたしは人の暖かさを
知ってしまった。▼
だから、それを失うのが
とても怖い………▼
- 【サザ】
-
………ミカヤ……▼
- 【ミカヤ】
-
でも、そんなことは
いま考えても仕方ないわ。▼
デインを救うために
わたしの力が必要なら…
逃げないで踏みとどまってみせるわ。▼
- 【サザ】
-
…せっかくの決意に
水を差して悪いけど、▼
いよいよ無理だって時には
俺はミカヤを連れて逃げるからな。▼
- 【ミカヤ】
-
サザ…!▼
- 【サザ】
-
デインも仲間も大事だが、
ミカヤほどじゃない。
…それは忘れないでくれ。▼
- 【ミカヤ】
-
………うん…
ありがとう……サザ…▼
拠点(タウロニオ)
- 【タウロニオ】(左)
-
すまぬな、ミカヤ殿……
今回ばかりはイズカ殿の
言い分にも頷けるところが多い。▼
- 【ミカヤ】(右)
-
わかっています。
これは私が勝手にすること…▼
将軍やみんなは
どうか王子を守ってください。▼
- サザ現れる
- 【サザ】(右端)
-
ミカヤには俺がついている。
それに…助っ人も用意したしな。
大丈夫、生きて戻ってくるさ。▼
- 【タウロニオ】
-
…その言葉、信じよう。▼
そなたたちに武運を。
たいした物ではないが、
これをもって行くがいい。▼
- 【ミカヤ】
-
変わった杖ですね。
どんな力があるんですか?▼
- 【タウロニオ】
-
レストの杖といって
毒、麻痺、眠りといった
さまざまな状態から回復させられる。▼
敵はどんな罠を仕掛けてくるか分からぬ。
備えておくといいだろう。▼
- 【ミカヤ】
-
タウロニオ将軍…
ありがとうございます。
わたしたち、必ず戻ってきますから。▼
- 【タウロニオ】
-
うむ。
捕虜たちのこと……頼む。▼
拠点(ビーゼ)
- 【ビーゼ】(右)
-
うーんと……
首領たちのいるのはどれかしら。▼
ベオクの天幕って
どれも同じで見分けがつかない……▼
- ミカヤ現れる
- 【ミカヤ】(左)
-
何かお困りですか?▼
- 【ビーゼ】
-
あ……▼
- ビーゼ消える
- 【ミカヤ】
-
ビーゼさん!?▼
- ビーゼ現れる
- 【ビーゼ】(右端)
-
…………▼
- 【ミカヤ】
-
…いつも、そうやって
避けていますよね……
わたしが…嫌いですか?▼
- 【ビーゼ】
-
……ごめんなさい。
自分でもよく分からないんですけど
どうしても…ちょっと。▼
- 【ミカヤ】
-
そうですか……▼
- 【ビーゼ】
-
そ、そんな顔しないで!
別にあなたに
責任があるわけじゃないですし。▼
なんというか、あたしが
一方的に苦手意識を持ってて…!▼
- 【ミカヤ】
-
優しいんですね。
ごめんなさい、気を遣わせてしまって。▼
- 【ビーゼ】
-
……………………………
………もういいです。▼
- 【ミカヤ】
-
え…?▼
- 【ビーゼ】
-
いくら考えても理由は
分からないし…もうやめにします。▼
- 【ミカヤ】
-
だけど……▼
- 【ビーゼ】
-
無視されたり、一方的に
疎まれる辛さを……知ってるもの。▼
だから、ごめんなさい。
こんなあたしでよければ
仲良くしてやってください。▼
- 【ミカヤ】
-
あ、ありがとう……
すごく嬉しいです。▼
- 【ビーゼ】
-
そうだ。
これまでのお詫びに
ミカヤさんにいい物をあげます。▼
- ビーゼ前に出る
- 【ビーゼ】(右)
-
どうぞ。▼
- 【ミカヤ】
-
綺麗な女神像……
とても優しい表情ですね。▼
- 【ビーゼ】
-
これを持っていると
いい事が起きるんですよ。▼
あたしが首領やムワリムさんに
出会えたのは…
きっとこれのお陰なんですから。▼
- 【ミカヤ】
-
ありがとう、ビーゼさん。
わたしの宝物にしますね。▼
- 【ビーゼ】
-
うん。▼