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会話集/1部 6章 掲げよ旗を Area1

ワールドマップ

武をもって名を馳せ、デイン王国を破滅へと導いた
亡きデイン国王アシュナード――

【狂王】と呼ばれた彼の息子ペレアスは
父とは対照的に温厚な人柄であった

それは、乱世に不向きではあるが
ミカヤの瞳にはむしろ好ましいものとして映った

ペレアスはデイン王国の正式な王子として名乗りを上げ
駐屯軍打倒の兵を挙げる

王子の傍らには
彼に望まれるまま解放軍の将となることを決意した

【銀の髪の乙女】の姿があった

オープニング

デイン王国内 自治領マラド
【おじさん】(下)
ひぃ……お許しを。

わしらは、ただ
崩れた防護壁の修理について
話し合っていただけで………
【帝国兵】(上)
集会は禁止と申し渡してある!
規則を破ったものは、
その場で罰せよとの命令だ!
【おじさん】(下)
そ、そんな…集会なんて!
井戸端でちょっと
話し込んでいただけ……
【帝国兵】
うるさい! 言い訳無用だ!!
帝国兵がおじさんを倒す
【おじさん】
ぎゃああ……っ!
フォーカス移動
【フリーダ】(上)
………
ジェルドたち出現
【ジェルド】(下)
フリーダ殿。
こちらに居られたか。
【フリーダ】
………なにか?
【ジェルド】
解放軍を名乗る者どもが
動き出したようだ。

あんたのマラド軍にも
出撃命令がでたんで、
その知らせにね。
【フリーダ】(上)
……そうですか。
わかりました。
では、すぐに準備を……
画面暗転
【ジェルド】(上)
…フリーダ殿の自治領マラドは、
クリミア戦役では、
国王の協力要請に応じなかった。
デイン王国内では唯一ね。

あんたは若いが賢い女性だ。
まさか今更、謀反軍の連中に与し
我ら帝国を敵に回すような真似は……
ジェルド動く
【ジェルド】(上)
しないと思っていいんでしょうな?
【フリーダ】(下)
……デイン王アシュナードには
息子などいなかった。

浮ついた噂に踊らされ、
領民を危険に晒すつもりはありません。
【ジェルド】(上)
それを伺って安心しました。
【フリーダ】(下)
失礼します。
フリーダ撤退
【ジェルド】(下)
おい、誰か。
【帝国兵】(上)
はっ!
画面暗転
【ジェルド】(上)
数名の兵をマラド軍につけて
あの女の動向を見張らせろ。
万が一ってこともあるからな。
【帝国兵】(下)
はっ!
画面暗転
デイン解放軍陣営
【イズカ】(上)
ウオホン!
さて…そろそろ私の流した噂が
デイン王国中に浸透してきた頃合いだ。

『亡きデイン王の遺児現る!』
『デインの正統なる主が
 駐屯軍征伐に乗り出した!』

『ペレアス王子の傍らには
 【銀の髪の乙女】の姿あり!』

……3年もの間、帝国に虐げられ
民衆の鬱憤は溜まりに溜まっている。
そこに一筋の希望の光だ!

彼らが夢にまで見た救世主…
それが現のものだと教えるべき時だ。

諸君!! 今まさに
反乱の機運は高まっているのだ!
我々は、この機を逃さず、
邁進していかねばならん!
【サザ】(下)
……この際、前置きはどうでもいい。

俺たちが知りたいのは、
まず“何を”
“どうするつもり”なのかだ。
【イズカ】
ああ、なんたる無思慮な若者だ。
少しは自分で考えたまえ。
その頭には中身が入っているのか?
いや…
私の頭の回転が速すぎるのが罪か!
画面暗転
【イズカ】(上)
よし、では教えてやろう!
噂を流したとはいえ、民衆にとって
解放軍はいまだ未知の存在。

我々は、初陣で“救世主”たる力を
存分にアピールしなくてはならん!
そのために必要なのは華々しい勝利だ。
【ペレアス】(下)
だけど……我々の兵力は
まださほど多いとはいえない。
そんな大勝利を収めることが
できるかどうか……
【イズカ】(上)
この私に手抜かりなど
あろうはずがありません!
イズカ動く
【イズカ】(上)
これを見るのだ、諸君!
画面暗転
【イズカ】(下)
この私が、綿密なる調査の上、
選び抜いた帝国軍の駐屯所だ。

これらの場所ならば、
現在の解放軍の戦力でも
確実に勝てると断言する!
【タウロニオ】(下)
ほう…… すでに襲撃場所の
目星をつけておられたか。
【ペレアス】(下)
さすがだね、イズカ。
君は本当に頼りになるよ。
【ツイハーク】(下)
イズカ殿、
最初の狙いは?
【イズカ】(下)
それは、ここ……ダルレカだ!
辺境ゆえに駐屯軍の監視がゆるく、
反ベグニオンの気風が強い。

ここを解放すれば、領民たちは
こぞって我が軍に協力を
申し出てくるだろう!
【ミカヤ】(下)
……ダルレカはだめです。
画面暗転
【イズカ】(上)
な、なんだと!?
【ミカヤ】(下)
時期が…よくありません。
雨が原因で、戦うどころか
進軍すらままならないでしょう。
【イズカ】
いきなり、なにを根拠に
そのようなことを言うのだ!?
雨ぐらいがどうした!
なんの妨げにもならん!
【ジル】(上)
いいえ、それは違います。
これは土地のものでなければ
知らないことでしょうが……

確かに初夏のこの時期、
ダルレカでは土砂災害が頻発します。

たいした量でなくても雨が降れば
地盤が緩み、地すべりを起こして
道が塞がってしまうのです。
特にこの収容所に続く山道は危険です。
【イズカ】(下)
な、なにぃ…!?
【タウロニオ】(上)
イズカ殿もご存知のとおり、
ジルは元ダルレカ領主であった
シハラム卿の息女。

彼女がそう言うのであれば、
無視できぬ意見であると思いますぞ。
【イズカ】(下)
ぐ……!
ええい、ではダルレカを
候補からはずせば文句はないだろう!
フォーカス移動
【イズカ】(下)
ぶつぶつぶつ

そもそも私は学者であるのだから、
辺境の土地事情など知らずにいて
当然なのだからな……ぶつぶつぶつ
【サザ】(上)
……ミカヤは、
どこを攻めるべきだと思う?
【ミカヤ】(下)
…………
テュリンに…
もっとも可能性を感じます。
画面暗転
【タウロニオ】(下)
なるほど……
テュリンなら
北の乾燥地帯で天候は安定している。

今後の足場を固めるという意味でも、
テュリン攻略は良策だろう。
【ツイハーク】(下)
地形を利用して戦えば、
兵力の少なさも補えそうだ。
俺もテュリンを推す。
【ペレアス】(下)
すごいな、ミカヤは……
君が解放軍の副大将になってくれて
本当によかった。心強いよ。
【イズカ】(下)
ふ、ふん。
小娘が……
画面暗転
【ジル】(上)
……ミカヤ殿。

この時期のダルレカの
雨による土砂崩れのこと……
よくご存知でしたね?
訪れられたことがあるんですか?
【ミカヤ】(下)
え… その……
【サザ】(下)
ミカヤは占い師なんだ。
それも、かなりの能力を持っている。

これまで【暁の団】が
捕まえられずやってこれたのも、
その力のおかげだ。
【タウロニオ】
なんと……
ミカヤ殿の神秘の力は、
【癒しの手】だけではなかったのだな。
【イズカ】(上)
む、むむむむむむむむぅ~~~
【ペレアス】(下)
イ、イズカ…?
いったいどうしたんだ?
【イズカ】
素晴らしい!!
戦の行方を占う神秘の力!

なぜ、それをもっと早く言わぬのだ。
乙女のカリスマ性がこれで
ますます高まるではないか!!

それにしても、驚嘆すべきは乙女を
副大将にすえたこの私の先見の明だ!
まさに天才というべきほかはないな!
【サザ】(下)
………
【イズカ】
よし。
では、乙女の占いに従い、
渓谷を抜けてテュリンを目指すぞ!

拠点終了後

テュリン
【帝国兵】(上)
東から、こちらに近づいてくる
隊列があります!
デイン解放軍のようです!!
フォーカス移動
【ラベルトン】(上)
罠が待ち受けているとも知らず、
哀れなことよ。
自ら火に入る羽虫とはよく言ったものだ。
ラベルトン動く
【ラベルトン】(上)
よし! 第一小隊を
戦闘配置につけろ!
【帝国兵】(下)
はっ!
帝国兵撤退
フリーダたち出現
【フリーダ】(下)
では、私たちも出陣しましょう。
【ラベルトン】(上)
待たれよ、フリーダ殿。
ここは第一小隊だけで十分。
マラドに出る幕はない。
【フリーダ】
…よろしいのか?
【ラベルトン】
解放軍を名乗ろうと、所詮は烏合の衆。
あの物見にたどり着く前に
叩き潰して見せましょうぞ。
【フリーダ】
……そうですか…
ならば帝国軍の力、
ここで見させていただきます。

ミカヤ死亡時

【ミカヤ】(上)
すみません……
…やっぱり…わたしは……
…サ…ザ…………
【タウロニオ】(下)
ミカヤ殿……!
我らが無理強いしたばかりに………
……すまぬ。

拠点(村はずれ)

【???】(吹き出しのみ)
……そうだって。
………光……銀色の……
村娘現れる
【村娘】(右)
あの…!
【銀の髪の乙女】?
ミカヤ・サザ一瞬消えて左に移る
【ミカヤ】(左)

【村娘】
あぁ、やっぱり!
そうですよね!?
おばあさん現れる
【おばあさん】(右端)
おぉ…おぉ……
【村娘】
アシュナード陛下の王子と共に
デイン再興のため
戦っておられるんでしょう!?
【おばあさん】
……ありがたい…
ありがたい…………
【村娘】
みんな待ってますから!

乙女と王子が…
帝国の駐屯軍を打ち倒すのを
待ってますから!!
【おばあさん】
……あ… ……これ………
【村娘】
少ないですけど…
村の者たちで集めたお金です。
受け取ってください。
【ミカヤ】
そんな…
【サザ】(左端)
ありがとう、助かります。
【おばあさん】
………
【村娘】
がんばってください!
負けないでくださいねっ!
村娘・おばあさん消える
【ミカヤ】
………………
【サザ】
…イズカ殿の流した噂は
ちゃんと広まってるみたいだな。
【ミカヤ】
………
【サザ】
受け取らないほうが
よかったか?
【ミカヤ】
ううん……
そうじゃないんだけど。
………………
【サザ】
…………

拠点(クルト)

【クルト】(中央・左向き)
……では、どうしても?
【アムリタ】(左)
そなたには礼を言います。
ですが、わたくしは…………
【クルト】
ペレアス王子の傍を離れられない。
……そう仰られるのですね。
【アムリタ】
ええ。
【クルト】
…ならば、せめてこれを。
【アムリタ】
……ヤクシの石。
【クルト】
使い方はご存知ですね?
【アムリタ】
こんな貴重なものを…
わたくしのために………

ありがとう、クルト。
【???】(吹き出しのみ)
クルト?
どこにいるの?
【アムリタ】
もう行くわ。
【クルト】
どうか、お体にはお気をつけて。
【アムリタ】
あなたも……
アムリタ消える
【クルト】
…………
ミカヤ現れる
【ミカヤ】(右端)
クルト…?
クルト右を向く
【クルト】(中央・右向き)
ミカヤ、
どうしたんですか?
【ミカヤ】
突然なんだけど……
わたしはテュリンに
向かうことになったの。
【クルト】
解放軍副大将としての
初陣ということですね…?
【ミカヤ】
そうね。
【クルト】
私は……戦いが嫌いです。
だからミカヤにも…
本当は戦ってほしくありません。
【ミカヤ】
クルト、わたしは……
【クルト】
分かっています。
この国を救うためには
仕方のないことなんでしょう。
【ミカヤ】
…………
【クルト】
これを差し上げます。
【ミカヤ】
なに?
【クルト】
あなたを護るものです。
私はもう……
国へ帰らねばなりませんから。
【ミカヤ】
え!?
そんな、突然……
【クルト】
ありがとう、ミカヤ。

短い間でしたが
あなたたちと過ごせて……
本当に楽しかった。
【ミカヤ】
もう会えないの?
【クルト】
分かりません。
だけど…女神の導きがあれば
きっとまた………
【ミカヤ】
クルト………