ワールドマップ
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ベグニオン暦648年 初夏――
大陸北東に位置するデイン王国は
隣国クリミアとの戦いに敗れ
両国の宗主国たるベグニオン帝国の支配下にあった
帝国の派遣した駐屯軍によりデインの戦える
世代の男は皆一様に収容所に送られ
厳しい労働に従事させられていた
残された老人や子供たちも例外なく飢えと貧困に喘ぎ
その日を生きる糧を得ることさえ困難な状況にあった
辛くも帝国軍の手を逃がれた若者たちによって
組織される義賊【暁の団】は
デインの民を救うために戦っていた
しかし、強大な駐屯軍の力により、国情は悪化の一途を
たどるのみであった
そんな折
【暁の団】の少女ミカヤは
先のデイン国王アシュナードの遺児がいるという
情報を手に入れる
治めるべき王族を中心に国がまとまれば
再び祖国を解放することができるかもしれない
ミカヤと仲間たちは希望の糸口を求め
死の砂漠へと足を踏み入れた
オープニング
- 【サザ】(上)
-
どうだ、ミカヤ?▼
- 【ミカヤ】(下)
-
…よく、わからない。
でも…近くに
不思議な気配が……▼
なにかしら、この感じ…
……誰かが呼んでいるような……▼
- 【サザ】
-
どっちの方向だ?▼
- ミカヤが右を向く
- 【ミカヤ】(下)
-
……こっち。▼
- 【サザ】
-
俺とミカヤで見てくる。
みんなは外を探ってくれ。▼
- 【ノイス】(下)
-
わかった。
気をつけるんだぞ。▼
- 画面暗転
- 【サザ】(左端)
-
ここは…古代の遺跡だな。
ベグニオンのグラーヌ砂漠にも
似たような建物の跡があった。▼
- ミカヤ現れる
- 【ミカヤ】(左)
-
ずいぶん、古いもののようね。▼
- 【サザ】
-
確か…大洪水より前に栄えていた文明
【マンナズ】によって作られたものらしい。▼
- 【ミカヤ】
-
そうなんだ…▼
- 【サザ】
-
文献によると【マンナズ】は、
俺たちベオクの先祖だと記されているが……▼
こんなにでかい建物なんだ。
もしかしたら、ベオクより
ラグズのほうに近かったりするのかもな。▼
- ミカヤ中央に移動
- 【ミカヤ】(中央・左向き)
-
……▼
- 【サザ】
-
…ん? どうしたんだ?▼
- 【ミカヤ】
-
ちょっと意外だったの。
遺跡に関する知識もそうだけど……
ラグズなんて言葉…以前は使わなかったのに。▼
- 【サザ】
-
俺も日々、成長してるってことだろ。▼
- 【ミカヤ】
-
わたしと離れていた間に、
色々なことを学んだのね。
背ばっかり伸びたのかと思ってた。▼
- 【サザ】
-
どういう意味だよ。
……まあ、3年前の戦いに参加して
考え方は変わったと思うよ。▼
あの人に出会って…
本当の強さっていうのがどんなものか……
生きるために失っちゃいけない信念とか……▼
かなり考えさせられたもんな。▼
- 【ミカヤ】
-
また、その人の話?▼
- 【サザ】
-
なんだよ、『また』って。▼
- 【ミカヤ】
-
『また』だから『また』よ。
サザったら、なにかあると
すぐその話にもっていくんだもの。▼
あなたにとっては恩人で、
人生の目標かもしれないけど……▼
でも、デインにとっては
仇といってもいい人なのよ?▼
わたし以外の前では
軽々しく口にしないこと。いいわね?▼
- 【サザ】
-
ちぇっ…
わかってるよ、それぐらい。▼
- ミカヤ右を向く
- 【ミカヤ】(中央・右向き)
-
ユンヌ?
……どうしたのかしら?▼
- 画面暗転
- 【ミカヤ】(上)
-
………………
サザ…! こっちに来て!▼
- サザ出現
- 【サザ】(上)
-
!?
すごい…宝の山だ。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
これだけあれば、
一生、生活には困らないわね。▼
- 【???】(上)
-
よぉ よぉ よぉ
どうイうこトだぁ?
おレらの留守に。▼
- 【???】(下)
-
ほぅ ほぅ ほぅ
どコの命知らずか知らネえがぁ、
お仕置きしネえといけネえなぁ。▼
- デス出現
- 【デス】(下)
-
よぉ よぉ よぉ
おレらの縄張り荒らシて
生きて帰すと思うな、ニンゲン!▼
- ヘル出現
- 【ヘル】(上)
-
ほぅ ほぅ ほぅ
ひさしブりの獲物だ。大量だ。
集まれ、牙の兄弟タち!▼
- 画面暗転
- 【サザ】(上)
-
ミカヤ、みんなに合図だ。▼
- 【ミカヤ】(下)
-
…まかせて!▼
ヘル初戦時
- 【ヘル】(上)
-
ほぅ ほぅ ほぅ
まずはこいツを食らってみナぁ!▼
- 対ミカヤ
- 【ヘル】(上)
-
ガルルァッ!
ニンゲンどモは良い獲物だぁ!▼
- 【ミカヤ】(下)
-
聞いて! わたしたちは別に、
あなたたちの縄張りを
荒らしにきたわけじゃないの。▼
だから……▼
- 【ヘル】(上)
-
ほぅ ほぅ ほぅ
いいトも聞いてやるトもさ!
おまえら全員やったらナぁ!▼
デス初戦時
- 【デス】(上)
-
よぉ よぉ よぉ
弱っちロいニンゲン、やる気かぁ!▼
- 対ミカヤ
- 【デス】(上)
-
よぉ よぉ よぉ
おまえベオクの魔道使い。
ピカピカ光る魔法が得意。▼
- 【ミカヤ】(下)
-
わたしたちが財宝を狙ってきたと
思っているなら、それは間違いよ。▼
あなたたちが退いてくれるなら……
魔法を使ったりしないわ。▼
- 【デス】
-
ボーボー燃える炎じゃなケりゃ、
おれタちゃちっトも怖くない。
ガルァッ! 息の根止めテやる!▼
クリア後
- 【ミカヤ】(上)
-
……やっと…終わった。
これが…ラグズの力なのね。▼
- 【サザ】(下)
-
あぁ。しかし…よく勝てたな。
さっさと、ここを脱出しよう。
また出てきたらことだからな……▼
- 【ミカヤ】
-
そういえば、
ユンヌがまだ…▼
ユンヌ! どこ!?▼
- 【サザ】
-
まったく、世話のやける鳥だな。▼
- 【ミカヤ】
-
…あ…… 何か…聞こえる……▼
- 【サザ】
-
?
俺には何も聞こえないけど。▼
- 【ミカヤ】
-
歌声…?
……こっちだわ。▼
- 【サザ】
-
待てよ、ミカヤ!▼
- 画面暗転
- 【ミカヤ】(上)
-
あなた… あなたは…誰?▼
- 画面暗転
- 【ラフィエル】(左端)
-
…私はラフィエル……
声に導かれ……ここに来ました。
私を呼ばれたのは…あなたなのですか?▼
- 【ミカヤ】(右)
-
いいえ……
でも…声なら聞こえる……
誰かの声が… ずっと耳の奥で響いている。▼
- 【ラフィエル】
-
では、私たちは……
同じ声を聞いたのでしょうか…▼
- サザ現れる
- 【サザ】(右端)
-
あんたたち…ラグズだな。
…鷺の民と、そっちの2人は
獣牙族…なのか?▼
- 【ミカヤ】
-
…サザ?▼
- 【ラフィエル】
-
そうです。ベオクの若者よ。▼
- 【サザ】
-
あんたのその白い翼は……
鷺の民の王族の証だったはずだ。
もしかしたら…リュシオン王子の血族か?▼
- 【ラフィエル】
-
何故……弟の名を?▼
- 【サザ】
-
縁があって…
同じ軍に所属していたことがある。▼
- 【ラフィエル】
-
軍? リュシオンが戦いに加わって…?
あぁ、それよりも……
弟は…生きているのですか!?▼
- 【サザ】
-
フェニキスの鷹王によって
保護されていたんだ。聞いた話では、
父王も一緒に助かっているはずだ。▼
- 【ラフィエル】
-
父上も…あぁ女神よ……
そ、それで…他の者は?▼
- 【サザ】
-
あとはリアーネ姫だけだ。▼
- 【ラフィエル】
-
リアーネですって?
あの小さな末姫リアーネが……
本当に生きているのですね…?▼
- 【サザ】
-
ああ。情報が古いかもしれないが、
3人ともいまは
獣牙族の国ガリアの王宮にいる。▼
- 【ラフィエル】
-
父上…リュシオン…リアーネ……
私は…1人ではない。
1人では…ないのですね… …っ……▼
- ニケ現れる
- 【ニケ】(左・左向き)
-
ラフィエル…長話のしすぎだ。
少し心を静めるがいい。▼
- ラフィエル消え、オルグ現れる
- 【ニケ】(左)
-
…………▼
- 【ミカヤ】
-
あなたたちは…?▼
- 【ニケ】
-
まず、おまえたちから名乗れ。
ベオクよ。▼
- 【サザ】
-
俺はサザ。
デインの…盗賊だ。▼
- 【ミカヤ】
-
わたしはミカヤ。
不思議な声に導かれ…この場所に来ました。▼
- 【ニケ】
-
……ラフィエルと同じことを言うのだな。
わたしはニケ。
ここより更に東にある国、ハタリの女王だ。▼
- 【サザ】
-
なんだって!?
砂漠の向こうに……国があるのか?▼
- 【ニケ】
-
ラフィエルに出会うまで……
我らも知らずにいたのだ。▼
あの大洪水の後、
砂漠のこちら側にも生き残った者がいた…▼
それも、7つもの国家を築くほどに
大勢いたのだとはな。▼
何しろ、この死の砂漠を間に挟んでいる。
何度か調査隊を四方へ向かわせたが…
生きて戻ることはなかった。▼
此度も、ラフィエルが強く望まなければ…
実現はしなかったことだろう。▼
- ニケ・オルグ消え、ラフィエル現れる
- 【ラフィエル】(左)
-
私は…血族のすべてを失ったと思っていました。
絶望のまま迷い込んだこの砂漠で…
女王に助けられ、ハタリへ………▼
こちら側に未練はありませんでした。▼
しかし、3年ほど前から毎夜……
私を呼ぶ…誰かの声が聞こえるのです。
最近になって声は、なお強く……▼
血族の声ではないと分かっていましたが…
強く呼ぶ声に私は抗うことができず……
無理を言って、連れて来ていただいたのです。▼
そして…あなたたちに出逢い、
何より嬉しい知らせを得ることができました。▼
父上と…弟妹たちが生きている…の…だと。▼
……女神に…感謝いたします……
感謝… っ…▼
- ニケ現れる
- 【ニケ】(左・左向き)
-
ラフィエル、やたらに泣くな。
身体にさわるぞ。▼
- 【ラフィエル】
-
…っみませ… っ…▼
- ラフィエル消える
- 【ニケ】(左)
-
サザ、ミカヤ… 2人のベオクたちよ。
わたしたちはこちら側のことを知らぬ。▼
ラフィエルの翼も、病ゆえ
もはや飛ぶことがかなわぬ。▼
ガリアという国へは陸路で
どう行けばよいか教えてはくれぬだろうか?▼
- 【ミカヤ】
-
ここからデインに抜けて
ガリアに行く方法ですか……▼
- 【サザ】
-
かつての戦争によって…
デインは滅び、いまは帝国の支配下だ。▼
ラグズのあんたたちだけで
旅をすることは不可能に等しい。▼
せめてクリミアまで、
俺達が送ってやれればいいんだが…
当分は動けないしな。▼
- 【ミカヤ】
-
クリミア?
ガリアまでではなく?▼
- 【サザ】
-
クリミアにたどり着けば……
あの人がいる。▼
グレイル傭兵団のアイクは、
ガリア王やその配下の者とも交流がある。
彼を頼るのが、もっとも確実な手段だ。▼
- 【ミカヤ】
-
クリミア解放を果たした英雄……
アイク将軍…………▼
拠点(街の中で)
- 【ミカヤ】(中央・右向き)
-
ねえ、サザ…
気がついてる?▼
- 【サザ】(右)
-
あぁ。ここに着いてから
ずっとだな。▼
- 【???】(吹き出しのみ)
-
………▼
- 【サザ】
-
どうする?▼
- 【ミカヤ】
-
そうね……
…… …… ……
………しない?▼
- 【サザ】
-
分かった。
じゃあ、行こう。▼
- ミカヤ・サザ消える
- 【???】
-
!!▼
- メグ現れる
- 【メグ】(左)
-
!▼
- ミカヤ現れる
- 【ミカヤ】(右)
-
やっと顔が見られたわ。▼
- サザ現れる
- 【サザ】(右端)
-
女の…子、か?▼
- 【メグ】
-
! ! !▼
- メグ消える
- 【ミカヤ】
-
あ! 待って。
逃げないで!▼
- メグ現れる
- 【メグ】(左端)
-
………▼
- 【ミカヤ】
-
わたしはミカヤ。
占い師よ。▼
- 【サザ】
-
おい、そんな
迂闊に名乗ったりして……▼
- 【ミカヤ】
-
いいの。
この子はだいじょうぶ。▼
- 【メグ】
-
………▼
- 【ミカヤ】
-
こっちは、わたしの弟サザ。
わたしたちは
ネヴァサから来たのよ。▼
- 【メグ】
-
……あ…の………▼
- 【ミカヤ】
-
ん?▼
- 【メグ】
-
…あたし、メグ。▼
- 【サザ】
-
こんな寂れた
砂漠の入り口に何の用だ?▼
- 【メグ】
-
ひとを捜しとるんよ。
とってもとっても
大事なひとを………▼
- 【ミカヤ】
-
たった1人で?▼
- 【メグ】
-
うん。▼
- 【サザ】
-
ここに居れば会えるのか?▼
- 【メグ】
-
分からない。▼
ここでぷつんと
足取りが途絶えてしもうたから。
あとは砂漠しか……▼
- 【ミカヤ】
-
……わたしたちもね、
ひと捜しをしているところなの。
もしよかったら、いっしょに行く?▼
- 【メグ】
-
いいの!?▼
- 【ミカヤ】
-
あなたさえ、よければ。▼
- 【メグ】
-
ありがとう!
ずっと心細かったんよ。
クリミアから1人じゃったから!▼
- 【サザ】
-
クリミア!?
よくここまで無事だったな……▼
- 【ミカヤ】
-
じゃあ決まりね。
よろしく、メグ。▼
拠点(行商隊)
- 【ララベル】(右)
-
あ、いたいた。
ちょっといいかしら?▼
- 【ミカヤ】(左)
-
ララベルさん、ムストンさんも。
どうしたんですか?▼
- 【ララベル】
-
私たちの商売について、
ミカヤには詳しく話してなかったから。
ご挨拶に来たのよ。▼
- 【サザ】(左端)
-
あんたたちの仕入れた
武器や道具を
俺たちに売ってくれるんだろ?▼
- 【ムストン】(右端)
-
あぁ、そうだ。
日や場所によって品揃えは変わる。▼
適正価格で奉仕するから
ちょくちょく覗いてやってくれ。▼
- 【ミカヤ】
-
魔道書もあるんですか?▼
- 【ムストン】
-
おう、炎・雷・風・光…
だいたいは取り揃えてるな。▼
- 【ララベル】
-
杖や薬草・傷薬なんかは
私の道具屋を利用してね。▼
あと、秘密のツテを利用して
「ほりだし物」も扱うことにしたの。▼
すべて1点売りきりなんだけど、
珍しくて価値のあるものばかりよ。▼
道具だけじゃなく武器もあるから
買い逃すと後で後悔しちゃうかも。▼
- 【ムストン】
-
とりあえず、
店の宣伝はこんなところだ。▼
- 【ララベル】
-
ご来店、心より
お待ちしているわ。▼
拠点(行商隊2)
- 【ジョージ】(右)
-
よっ!
ちょっと邪魔するぜ。▼
- 【ミカヤ】(左)
-
ジョージさん、ダニエルさん。▼
- 【ダニエル】(右端)
-
僕たちの商売について
少し、説明しておきたいんだ。▼
- 【サザ】(左端)
-
俺がだいたい話した。▼
ジョージの古物屋では
不要な武器や道具を買い取ってくれる。
ダニエルは……▼
- 【ジョージ】
-
ちょい待ち。
俺たちはミカヤと会話したいんだ。
むさい野郎はお呼びじゃない。▼
- 【ダニエル】
-
こら! ジョージ!
ごめんよ、サザ。▼
僕の商いのやり方が
少し変わったんだ。
だからそれを聞かせたくて。▼
- 【サザ】
-
分かった。
あんたが話すなら
黙って聞いてることにする。▼
- 【ダニエル】
-
ありがとう。▼
- 【ミカヤ】
-
…ダニエルさんは
何屋さんなんですか?▼
- 【ジョージ】
-
よくぞ聞いてくれた!▼
こいつはさ、普通の店では
ちょっと手に入らないような
特別な武器を作る名人なんだぜ。▼
- 【ダニエル】
-
武器練成士と言ってほしいね。▼
…だけど、ここのところ
検閲が厳しくて
材料が思うように集まらない。▼
もし『使い古しの武器』があれば
譲ってくれないかな。▼
- 【ジョージ】
-
なぁに、方法は簡単だぜ。▼
古物屋の俺に『使い古しの武器』を
売ってくれれば、それが
自動的にダニエルの手に渡り、▼
武器練成の材料になるって仕組みだ。▼
- 【ダニエル】
-
作った武器を、より強力な物にするには
幾らかの加工代がかかるけど…▼
この世に2つとない
自分だけの武器を持つのはいいものだよ。▼
- 【ジョージ】
-
特別に最初の1つ分の材料は
俺がおごってやるからさ。▼
是非、試してみてくれよな。
ミカヤ!▼
- 【ミカヤ】
-
は、はい…
ありがとうございます。▼
- 【サザ】
-
………▼
- 【ダニエル】
-
それから……
もし『コイン』があったら
おまけをつけてあげられるよ。▼
とても珍しいものだから、
手に入れたら売ったりしないようにね。▼
拠点(クルト)
- 【ミカヤ】(右)
-
どうしたの、クルト?
こんな場所に1人で。▼
- クルトが右を向く
- 【クルト】(左)
-
ミカヤ。▼
……砂漠を見ていました。
砂が…風に煽られて▼
さまざまに表情を変えるのが
とても興味深くて。▼
- 【ミカヤ】
-
砂漠は初めてなのね?▼
- 【クルト】
-
はい。
私の生まれ育った国は…
周囲は岩ばかりで。▼
デインのなにもかもが
珍しくて楽しいんです。▼
- 【ミカヤ】
-
そう。▼
- 【クルト】
-
…聞かないんですね。▼
- 【ミカヤ】
-
え?▼
- 【クルト】
-
私が何者で……
どこから来たのかを。▼
ミカヤだけじゃない。
他の人もみんな……
私が誰なのかを問わない。▼
- 【ミカヤ】
-
あなたは話したくないでしょ?
自分のこと。▼
- 【クルト】
-
は…はい。▼
- 【ミカヤ】
-
だから聞かないの。
……そういう雰囲気って
黙ってても伝わってくるもの。▼
クルトはわたしたちの敵じゃない。
優しくて穏やかな人。
それが分かっていれば充分だわ。▼
- 【クルト】
-
………はい。▼