オープニング
- グレイブ監獄
- 【ミカヤ】(上)
-
…みんな、ちゃんと
逃げられたかしら。▼
- 【ローラ】(下)
-
無事、逃げのびて…
司祭様に薬を届けて下さったのだと、
私は信じています。▼
- 【ミカヤ】
-
そうね。▼
- 【ララベル】(下)
-
ねぇ、ちょっと。
腕のとこ血が滲んでるわ。▼
- 【ミカヤ】
-
え…?▼
- 【ローラ】(下)
-
ほ、本当です!
痛かったでしょう?▼
- 【ミカヤ】
-
ううん。
ちっとも気づかなかった。▼
- 【ララベル】(下)
-
こんなとこじゃ、傷薬なんて
気の利いたものはないから……
この布で縛るといいわ。▼
- 【ミカヤ】
-
ありがとうございます。
ええっと、あなたは…?▼
- 【ララベル】
-
私はララベル。
ごらんの通り、この牢の先客よ。▼
- 【ミカヤ】
-
ララベルさん…▼
- 【ララベル】
-
そっちで横になっている
連れのイレースともども、
よろしくね。▼
- 【イレース】(上)
-
…ん……▼
- 【ミカヤ】(上)
-
ララベルさんたちは、
どうしてここに?▼
- 【ララベル】
-
私たちは旅の行商隊の一員で、
あちこちを回っていたんだけどね。
この町に入った途端……▼
将軍のお召しだ、とかなんとかでさ。
ぜったい嫌だってつっぱねたら…
ここに放り込まれたってわけ。▼
- 【ローラ】(上)
-
女性ばかりを集めて……
どうするつもりなんでしょう?▼
- 【ララベル】
-
そりゃあ、目的は1つでしょうよ。▼
あぁ、困ったわ。
私には心に決めた
素敵な勇者様がいるっていうのに……▼
- 【ローラ】
-
その方は
助けに来てくださらないのですか?▼
- 【ララベル】
-
無理よ。
この国にはいないんだもの。
いまは遠い空の下……はぁぁ…▼
- 【ローラ】
-
そうですか……
困りましたねぇ。▼
- 【???】(上)
-
…あの……▼
- 【ララベル】(下)
-
あら、あなた話せたのね。
ずっと黙ってたから
言葉が通じないのかと思ったわ。▼
- 【???】
-
……怪我を治すのに…
よかったらこれを。▼
- 【ララベル】
-
なに、これ?▼
- 【???】
-
オリウイ草の葉を煎じた
塗り薬です。▼
- 【ララベル】
-
オリウイ草~?
そんなの初めて聞くわよ?▼
- 【???】
-
え…▼
- 【ローラ】(下)
-
私も…薬草はよく扱いますが、
その名前のものは初めてです。▼
- 【ララベル】(下)
-
ねえ、せっかくだけど…
得体の知れないものはちょっと。▼
- 【???】
-
そ、そうですか…
すみません……▼
- 【ミカヤ】(上)
-
わたし…使います。▼
- 【ローラ】(下)
-
え、でも…▼
- 【ララベル】(下)
-
知ってるの?
オリウイ草。▼
- 【ミカヤ】
-
そうじゃないんですけど。
だいじょうぶ…
きっと効きます。▼
- 【ララベル】
-
…使う本人がそう言うんなら、
止めはしないけどね。
はい。▼
- 【ミカヤ】(下)
-
ありがとうございます。
薬…いただきますね。▼
- 【???】(上)
-
あ……はい!▼
- 【ミカヤ】(上)
-
!?▼
- 【ローラ】(下)
-
どうかしました?▼
- 【ミカヤ】
-
何か物音が…▼
- 【ララベル】(下)
-
看守かしら?
でも、扉は閉まったまま……▼
- 画面暗転
- 【サザ】(下)
-
…っと。
- 【ミカヤ】(上)
-
サザ…!▼
ユンヌも!
無事だったのね?▼
- 【サザ】
-
遅くなってごめん。
シスターもいっしょか?▼
- 【ローラ】(上)
-
ここにいます。
あの、司祭様は……▼
- 【サザ】
-
大丈夫だ。
ちゃんと薬は届けた。▼
- 【ローラ】
-
あぁ…!
女神様とあなたがたに
心から感謝します!!▼
- 【サザ】(下)
-
とにかく、ここを出よう。▼
なにか事件があったみたいで
警備は手薄になっている。
逃げるなら今しかない。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
サザは
どうやって侵入したの?▼
- 【サザ】
-
明り取り用の天窓からだ。▼
- 【ミカヤ】
-
じゃあ、わたしたちも
そこから…▼
- 【ローラ】(下)
-
む、無理です…!
私にはとてもできません…▼
- 【ララベル】(上)
-
私にも、
イレースにも無理よ。▼
- 【サザ】(下)
-
あれ、あんた確か…▼
- 【ララベル】
-
うふっ 久しぶりね~。
すっかりいい男になったじゃない。
お姉さん、ちょっと見とれちゃったわ。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
知り合い?▼
- 【サザ】(下)
-
…ちょっとね。
妙な縁もあったもんだ。▼
とにかく、牢の鍵を開けるから…
その後で脱出経路を探そう。▼
- 画面暗転
- 【ララベル】(右・右向き)
-
ほら、起きなさい、イレース!
置いていくわよ。▼
- イレース現れる
- 【イレース】(右端)
-
う…ん……▼
- ララベル・イレース消え、???現れる
- 【???】(右端)
-
私もいっしょに行って…
構わないのですか?▼
- 【ミカヤ】(左)
-
ええ、もちろん。▼
- 【???】
-
ありがとうございます。
その…ミカヤさん。▼
- 【ミカヤ】
-
…あなたのことは
なんて呼べばいいかしら?▼
- 【クルト】(右端)
-
…クルトと。▼
- 【ミカヤ】
-
わかったわ。
じゃあ行きましょう、クルト。▼
- 【クルト】
-
はい。▼
- 画面暗転
- 【ノイス】(下)
-
サザ、こっちだ!▼
- 【ミカヤ】(上)
-
ノイス!
エディ、レオナルド!▼
- 【エディ】(下)
-
ミカヤ!!
怪我はないか!?▼
- 【ミカヤ】
-
ええ、だいじょうぶ。▼
- 【レオナルド】(下)
-
ミカヤのことだから
きっと大丈夫って思ってたけど…
心配したよ。▼
- 【ミカヤ】
-
ありがとう。
みんな来てくれて。▼
- 【ノイス】(下)
-
おいおい、感動のご対面は
ここから無事脱出できてからに
したほうがよくないか?▼
- 【サザ】(上)
-
そのとおりだ。
…しかし、こんなところまで
よく侵入できたな?▼
- 【ノイス】
-
理由は分からんのだが、
兵の1人が俺たちをここまで
案内してくれたんだ。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
駐屯兵が?▼
- 【エディ】(下)
-
城の周囲を探ってたら
見つかっちゃってさ、
やばいと思って逃げようとしたら▼
『シスターを救いに来たんなら
こっちだ』って言われた。▼
- 【ローラ】(上)
-
私…ですか?▼
- 【レオナルド】(下)
-
罠じゃないかとも
思ったんだけど……▼
- 傭兵出現
- 【傭兵】(下)
-
だ、脱走者だっ!▼
- フォーカス移動
- 【ミカヤ】(上)
-
見つかったわ!▼
- 【サザ】(下)
-
強引にでも
突破するしかない…▼
- 【サザ】(下)
-
そうだ…
ミカヤ、これ。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
わたしの魔道書…
取り戻してくれたの?▼
- 【サザ】
-
ミカヤが持っていたやつかどうかは
わからないけど…
途中に倉庫があったんで拝借してきた。▼
- 【ミカヤ】
-
ありがとう。
これで戦えるわ…▼
- 【サザ】
-
シスターには杖だ。▼
- 【ローラ】(上)
-
ありがとうございます。▼
- 【イレース】(上)
-
…あの……
私も…戦います。
その魔道書を…貸してください……▼
- 【サザ】(下)
-
え、これか?
イレース、あんた…
光魔法も使えたのか?▼
- 【ミカヤ】(上)
-
サザ…
それは雷の魔道書よ。▼
- 【サザ】
-
そうなのか?▼
- 【ミカヤ】
-
あきれた。
本当に適当に持ってきたのね?▼
- 【サザ】
-
古代文字を読めない俺には、
魔道書の見分けなんかつかないよ。▼
ほら、これでいいならどうぞ。▼
- 【イレース】(上)
-
……ありがとう。▼
- 【ミカヤ】(下)
-
イレースさん…?
わたしたちがいるから、別に
無理して戦わなくてもいいんですよ。▼
なんだか、ふらふらしていて…
具合が悪そう…▼
- 【ララベル】(上)
-
いいのよ、ミカヤ。
この子はいつもこんな風なんだから。▼
- 【ミカヤ】(下)
-
でも…▼
- 【イレース】(上)
-
戦いますよ……
私…怒ってるんです……▼
……ここのお食事…
まずいうえに…量が少なくて……
………許せません。▼
- 【ミカヤ】
-
食べ物の恨み…?▼
- 【サザ】(下)
-
変わんないなあ……▼
- 【ララベル】(下)
-
じゃあ、戦えない
私とこのぼうやは…▼
邪魔にならないよう
こそこそ逃げ回っているから。
みんな、がんばって!▼
- 【クルト】(上)
-
ご迷惑をおかけします…
どうかお気をつけて。▼
ローラ→ブラッド
- 【ローラ】(上)
-
まさか…あなたは……
ブラッド!?▼
- 【ブラッド】(下)
-
……ローラ…▼
- 【ローラ】
-
あぁ、やっぱり!
でもどうして…
デイン人のあなたが駐屯兵に?▼
- 【ブラッド】
-
…おれが引き取られたのは
ベグニオンの商家だったからな。▼
デイン人としての過去は捨てた。▼
- 【ローラ】
-
それでも、あなたの体に
流れる血は間違いなく
デインのものなのに…▼
過去を捨てただなんて……
司祭様がお聞きになれば
どんなに悲しまれるでしょう…▼
- 【ブラッド】
-
……行けよ!
おまえ1人ぐらいなら
見逃してやるから。▼
- 【ローラ】
-
いやです。▼
- 【ブラッド】
-
ローラ、頼む…▼
妹同然のおまえを
痛めつけるような真似
させないでくれ…▼
- 【ローラ】
-
みんな、司祭様のために
命懸けで戦ってくれました。▼
その方たちを置き去りにして
私だけ逃げ延びるなんて…できません。▼
- 【ブラッド】
-
…くそっ!▼
- 【ローラ】
-
ブラッド?▼
- 【ブラッド】
-
おれだってわかってた。
ここにいるベグニオンの奴らが
どんなに腐った連中かってな…▼
けど、下手に歯向かって
収容所送りになるのも
ばかばかしいかって……▼
でも、もういい。▼
- 【ローラ】
-
じゃあ…▼
- 【ブラッド】
-
司祭様の教えどおり、
自分が正しいと信じる道を選ぶさ。▼
おまえも他の連中も
ここから逃がしてやる。▼
ローラ、おれが守ってやるから
傍を離れるんじゃないぞ?▼
- 【ローラ】
-
ブラッド…ありがとう。
やっぱり、あなたは昔のまま。
とっても優しい人なのね。▼
ララベル死亡時
- 【ララベル】(上)
-
やだ、ちょっと失敗しちゃったわね。
……この怪我じゃ、ますます
足手まといになるから置いていって。▼
うん、大丈夫よ。
なんとかして逃げてみせるから。
じゃあ、また後で会いましょう!▼
ボナード初戦時
- 【ボナード】(下)
-
ええい! 逃がすものか!
逃がすくらいなら切り捨ててくれる!▼
- 対ミカヤ
- 【ボナード】(下)
-
おとなしく牢へ戻るなら、
命だけは助けてやろう。
ただし、おまえだけだがな。▼
- 【ミカヤ】(上)
-
………何もかもが
自分たちの思惑どおりにいくと
思わないことだわ。▼
- 【ボナード】
-
ところが、いくのだ。
帝国の権威の前には貴様らなど
ただの虫けら同然だからなぁ!?▼
クリア後
- 【ララベル】(左)
-
それにしても……
私たちは、戦後ずっと
デインで商売をしていたんだけど…▼
首都近郊に来て驚いたわ。
帝国の駐屯軍が
こんなに幅をきかせてるなんてね…▼
- 【ミカヤ】(右)
-
他の土地では違うんですか?▼
- 【ララベル】
-
あたりまえじゃない!
いくら敗戦国だからといって、
若い者はみな、収容所送りですって?▼
いつの時代の話よ。
文明国のやる所業とは思えないわ。▼
- 【ミカヤ】
-
…でも、先の戦いでは……
わたしたちの国デインが
クリミアに侵攻し占領しました。▼
デイン兵だって……
クリミア人に対して、
同じようなことをしたんでしょう?▼
- 【ララベル】
-
そりゃあ、当然…
一部にはそういうところも
あったんでしょうけど。▼
だけど、投降し服従を誓った
クリミア人に対しては
きちんと扱っていたって聞くわよ。▼
- ジョージ現れる
- 【ジョージ】(左端)
-
デイン王アシュナードは、
そりゃあ【狂王】って異名を持つほど
いかれた奴だったけどな。▼
それでも、クリミアって国そのものを
滅ぼそうとはしなかった。
俺は、そこは評価したいね。▼
- 【ミカヤ】
-
『国そのものを
滅ぼそうとはしなかった』
…それは、どういう意味ですか?▼
- 【ジョージ】
-
えっ!?
えー…どう言えばいいかな。
ダニエル、交代だ。▼
- ジョージ消え、ダニエル現れる
- 【ダニエル】(左端)
-
いいかい? 国っていうものはね、
たくさんの民が健康に働くから在るものなんだ。▼
どんな偉い王様がいても、
たった1人じゃ国は成り立たない。▼
農作物を育て収穫したり、
家畜の飼育したり、衣服を仕立てたり…
その上、税金を納めたりね。▼
そんなこんなは、すべて
その国の民がやってくれるんだから。▼
国の財産は金銀財宝だけじゃない。
民そのものこそがそうなんだ。▼
- ムストン現れる
- 【ムストン】(右端)
-
だから王は、
どんな手段を使ってでも民を支配し
掌握していなくてはならんのだ。▼
王と民の関係は信頼であれば最高、
力によるものでも…まあ、いいだろうさ。▼
- 【ダニエル】
-
アシュナード王は、それをよく理解していた。
だからこそ必要最低限しか建物を壊さず、
民の命を殺めなかった。▼
クリミアがたった3年で復興できたのは、
アシュナード王の恩恵によるところも
大きいってことなんだ。▼
- ダニエル消え、ジョージ現れる
- 【ジョージ】(左端)
-
けど、いまのベグニオンのやり方は……
デインの民を、まるで
奴隷かなにかのように扱ってる。▼
このままじゃ、デインって国そのものが
いずれ消えてしまうだろう………
おれは、そう言いたかったってこと。▼
- 【ミカヤ】
-
…どうすればいいんでしょう?
どうすれば…この国は
その運命から逃れられるんですか?▼
- 【ララベル】
-
クリミアみたいに
やればいいんじゃない?▼
- 【ミカヤ】
-
クリミアのように…?▼
- 【ララベル】
-
民が一丸となって、解放軍を組織するのよ。
そして、にっくき駐屯軍と戦って…
国から追い払ってしまうの!▼
- ジョージ消え、ダニエル現れる
- 【ダニエル】(左端)
-
ララベル、
そんな簡単なことじゃないよ。▼
- 【ムストン】
-
クリミアには、旗印となるべき
王家の末裔がいたんだ。▼
それを欠いた状態では、
国を取り戻すところまではやれんだろうな。▼
- 【ダニエル】
-
王1人では国は成り立たない。
だけど、王がいなくても
国はやはり成り立たないんだ。▼
- 【ミカヤ】
-
………▼
- ララベル消え、ジョージ現れる
- 【ジョージ】(左)
-
でも、あの噂が本当なら……
旗印はいるんじゃないのか?▼
- 【ムストン】
-
こら、ジョージ!
不確かな情報を
軽々しく口にするもんじゃない。▼
- 【ミカヤ】
-
聞かせてください!
もし、希望があるなら
どんな小さなものでも知りたい……▼
- 【ジョージ】
-
今夜、牢獄の警備が甘かったこととも
関係あるんだけどな。▼
ジェルド将軍は、王都で起こった
とある事件のために緊急で呼び戻されたらしい。▼
- ムストン消え、サザ現れる
- 【サザ】(右端)
-
事件? どんな?▼
- 【ジョージ】
-
『アシュナード王の遺児現る!』
こーんな噂が舞い込んできたらしい。▼
- 【ミカヤ】
-
ほ、ほんとうですか!?▼
- 【サザ】
-
アシュナード王に
子供がいたっていうのか?
そんな話、聞いたことがない。▼
- 【ダニエル】
-
あくまでも噂止まりだけどね。
でも…本物だったら
デインにとって何より幸運なことだろう。▼
- 【サザ】
-
………▼
- 【ミカヤ】
-
遺児は、どこにいるんですか?▼
- 【ジョージ】
-
とりあえず、東にある死の砂漠で
軍を組織するべく活動してるらしい。
行くのかい?▼
- 【サザ】
-
ミカヤ…?▼
- 【ミカヤ】
-
……砂漠では新しい出会いがある。
それは、わたしたちの未来にとって
必要なもの。▼
- 【サザ】
-
だったら決まりだ。
行こう、俺たちの運命に出会いに。▼
- 【ジョージ】
-
そうこなくっちゃ!
おれたちもお供するぜ。
こんな楽しそうなこと、見逃す手はない。▼